留学検討中の方によく読まれている記事
オーストラリアの首都キャンベラにある「ナショナルミュージアム(オーストラリア国立博物館)」は、国内最大の博物館です。キャンベラのメインともいえるバーレイグリフィン湖畔にあり、オーストラリアの歴史・物語が生き生きとしています。
私が、初めて博物館を見つけたのは、橋の上から車に乗っている時でした。湖の上でパッ、と目を引くユニークな形の建築物です。
後日、何だろう、と運転していくと、そこは博物館。その素晴らしい建築は、オーストラリアとそこに暮らす人々の豊かで多様な物語を探検する絶好の場所となっているようで、キャンベラを訪れた方には、ぜひオススメしたい場所の1つです。
派手な建物
博物館は上述したように、遠くからでもとっても目立つ多色使いの巨大な建物です。オーストラリアの過去と現在のさまざまな物語を反映したデザインになっているといいます。
博物館は数十の展示にわたり、数千点の作品を所蔵しており、圧巻です。オーストラリアの歴史的遺品、先住民のアボリジニが使っていた道具や芸術品など、あらゆる分野にわたって、オーストラリアの歴史、文化に関するものを展示しています。
ツアーも楽しめる
前もって予約をすれば、ガイド付きツアーを楽しむことができ、その時々の展覧会の展示品などの詳しい案内や説明を聞くことができます。
ちなみに、私のお友達がここで日本人ガイドとして働いているのですが、聞いたところによると、平日でもどこかしらの学校が見学にきたり、グループ旅行者の見学があったりするようで、年中を通して結構忙しいそうです。
やっぱり、ガイドさんがいると、自分で文字を読むより、+アルファの情報があり、とっても勉強になります。日本人の方が行かれるときは、日本人スタッフさんお願いします、と予約の時にお願いするといいらしいですよ。もちろん、1人でも、もしくは、お友達と一緒にゆっくり、自分たちのペースで楽しむことも可能です。
リアルで、貴重なオーストラリアの歴史や驚くべきもの、そしてインスピレーション的なものを見聞きできるので、私的には、ナショナルミュージアムは、「大人の社会見学」のような気分で楽しめるオススメスポットとなっています。
もちろん、子供が楽しめるものもたくさん展示されているので、ご家族で訪れている方々も多いです。そして、スクールホリデーになると、子供のためのワークショップもたくさん企画されており、小さなお子さん連れの親御さんでいっぱいになります。
さまざまなセクションに分かれています
ミュージアムの中は、さまざまなセクションに区分けされています。以下で簡単にご説明しますので、参考にしてください。
オーストラリアの原住民、アボリジニのホールには、彼らの興味深い工芸品がたくさん展示されています。数千年前の石器、楯、ブーメラン、彫刻をほどこした斧などもあり、歴史を感じることができるうえに、彼らの素晴らしい知恵が生かされていたことを知ることができるでしょう。
個人的に、私がとっても興味深かったのは、Torres Strait Islandersトレス海峡諸島民のマスクの展示でした。とても躍動感あふれていて、リアル感が素晴らしいものでした。
農業・環境セクションには、牧畜や穀物生産が盛んな農業国オーストラリアの田舎の暮らしに関する展示がされています。これもまた、日本人の私たちからすると、とっても興味深いものになるでしょう。
また、産業ギャラリーでは、オーストラリアの技術的偉業についての展示が行われています。博物館入口には、ビンテージ カーの素晴らしいコレクションや、未だ機能する、世界最古の外輪船、飛行機なども展示されていて、子供でなくても、大人でも、目を奪われること間違いなしです。
ミュージアムでは、年中を通してさまざまな期間限定の展示会やイベントが行われて、歴史が好きな方ならば、頻繁に開催されているレクチャー シリーズや特別展に参加されることをおすすめします。
湖を眺めながらホッと一息
ウォーターフロントのカフェや、オーストラリアのアーティストの作品も含めた、素敵なギフトショップがあります。博物館めぐりの途中に疲れたら、そこで、ちょっぴり休憩するのもオススメです。
お天気がいいとお外のテーブルで、湖の景色を眺めながらゆっくりするのに最適な場所となっています。子供はカフェの前のレイク周りで走り回り、大人はカフェでゆっくりという姿は、暖かい日だとよく見かける光景です。
私からのアドバイスとしては、オーストラリアのスクールホリデー中はカフェで席を取るのが大変なくらい人が多いので、できれば避けた方がいいかもしれません。
おわりに
オーストラリアで大人の社会見学をするなら、キャンベラがオススメです。
今回ご紹介したナショナルミュージアムや、アートギャラリー、そして国会議事堂や、旧国会議事堂、戦争記念館など世界的なアートや記念品を見たり、今まで知らなかった歴史の一部を知ったりすることができる場所がたくさんあります。
また、それぞれどの場所も比較的近いところにあり、旅行やワーキングホリデーなどで来られている方でも移動しやすいので便利でしょう。
オーストラリアに来られた際は、海だけでなく、こんな過ごし方も楽しまれてはいかがでしょうか。
この記事を書いた人
SuperblueReina
オーストラリア在住です。留学は大学時代にアメリカに行っています。日本でいわゆるキャリアウーマンとして順風満帆な生活を送っていましたが、海外生活の夢が捨てられず、培ってきたキャリアを捨てて、26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。その後、ご縁がありオーストラリアに住むことになりました。
ヘルシーエイジングライフクリエイターとして、オンラインショップやブログでヘルシーボディー=ヘルシーマインドをテーマに、いろんなことを配信しております。オーストラリアを中心に、他の国も含めた使えるリアル情報、オススメ情報などをお伝えしたいと思います。