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海外滞在において欠かせない要素の1つといえば、食事ですよね!その土地土地の名物料理を食べることもまたその国を知る大切な機会です。
たとえば、カナダの名物料理と聞いて、みなさんは何を思い浮かべますか?
多くの方が「メープルシロップ」や「サーモン」を思い浮かべるのではないでしょうか?しかし、はたしてメープルシロップやサーモンが名物料理かと聞かれると疑問が残ります。
結果から言ってしまうと、カナダには名物料理があまりありません。しかし、裏を返すとカナダでは多国籍菜料理を楽しむことができるのです!
そこで今回はカナダのバンクーバーで楽しむことができる各国料理のレストランをご紹介します!
カフェ編
各国料理といっておきながらいきなりカフェの紹介で恐縮ですが…実はカナダにはカフェ文化が浸透しています。これはカナダにフランス系移民が多いことが影響しているためかもしれません。
1ブロックに1つはあるのではないかというくらい至る所に点在するカフェのうち、ぜひ訪れて欲しいカフェをご紹介します。
ティム・ホートン
カナダでは知らない人がいないといっても過言ではないファーストフードチェーンです。元プロホッケー選手がスタートしたという背景もカナダらしいですよね。
スープやサンドイッチなどのメニューもありますが、定番はドーナッツとコーヒーです。
中でも球体の小型ドーナッツ、ティムビッツは色々な味の中から好きなものを選んで、10個入り、20個入り、40個入りのボックスで購入できます。
ティム・ホートンはお値段がリーズナブルなことも魅力で、10個入りのティムビッツはなんと2ドルちょっとと留学生の強い味方です。滞在中はお世話になることも多いはずですので、食べすぎにはご注意くださいね。
またコーヒーもスモールサイズが2ドル以下とサイフに優しい料金設定で、ついついコーヒーブレイクに立ち寄ってしまいたくなります。
なお、ティム・ホートンでは有名なオーダー用語が存在します。それがダボダボです。
ダボダボとは、正確にはダブル・ダブル(Double Double)のことで、ホットコーヒーにお砂糖とミルクを2杯ずつ入れてもらうことを意味します。
すまし顔で「スモール(ドリンクのサイズ)・ダボダボ・プリーズ」なんて注文するとカナダ通になった気分を味わえますよ。ちなみに3杯ずつを希望する場合はトリプル・トリプル(Triple Triple)とお願いしましょう。
ただし、他のコーヒー店で「ダボダボで」と注文すると「うちはティムちゃうねん!」とツッコまれることもあるそうです。注意してくださいね。
ブレンズコーヒー
カナダにはいくつかのコーヒーチェーンが存在しますが、バンクーバー発祥で、主にカナダのブリティッシュコロンビア州を中心に展開されているのがブレンズコーヒーです。コーヒーに施されるラテアートは飲むのがもったいなくなってしまうほどで、写真を撮ればSNS映えすること間違いないですよ。
コーヒーだけでなく、紅茶やホットコーヒーのメニューもあります。カナダの寒い冬に飲むホットコーヒーは格別です。
そんなブレンズコーヒーは実は日本にも現在2店舗を展開しています。店頭でカナダサイズのマグカップが購入できますので、お土産にしてみるのはいかがでしょうか。
カーテムズ・ドーナテリー
カナダ人はドーナッツもお好きなようで、街中ではドーナッツ店もよく目にしますが、バンクーバーの中でも地元民からの人気が高いのがこちらのお店です。
ドリンクメニューもありますが、オーガニック素材などこだわりのドーナッツはフレーバーが豊富で何度も足を運びたくなってしまいます。1番人気はアールグレイですが、カナダらしいフレーバーとしてはメープルベーコンもぜひトライしてほしい1品です。
個人的なオススメはオーナーが日本からインスパイアされて誕生したカレーパンです。そもそもカナダでカレーパンは珍しいですが、カレーの中にエダマメが入っているのも良いアクセントになっています。
1つ3ドルと値段はしますが、年々人気が増していて、現在店舗はダウンタウンの他、オシャレス通りのメインストリートやキッツラノにもありますので、ぜひ最寄り店舗へお出かけください。
日本食編
カフェに続いて、今度は日本食をご紹介します。
カナダにまで来て日本食はちょっとと思っているそこのアナタ。海外のお寿司は北米人の口に合うように独自の進化を遂げていて、日本のそれとはまったく別物という認識で臨むと、そこには新しい日本食が待っていますよ。
もも寿司
バンクーバーのダウンタウン内にいくつか店舗を構えるもも寿司はリーズナブルな価格帯で人気のお寿司屋さんです。
お寿司屋さんといっても実はオーナーは韓国人なので、店員さんは韓国人の方が多く、メニューにもスパイシーサーモンなど、日本ではなかなかお目にかかれないものもあります。
オススメのお寿司は、北米ではすっかりおなじみのカリフォルニアロールです。
6ピース入って3ドル程度という価格ながら、アボカドとカニカマが巻かれたお寿司は醤油との相性も良く、北米寿司の代表格として不動の地位を確立しています。個人的には日本でもぜひレギュラーメニューにしてほしいほどです。
巻きずしとしてはエビ天が巻かれたダイナマイトロールや、焼いたサーモンの皮で巻かれブリティッシュコロンビア州の名を冠したBCロールなどもあります。
ちなみに北米の巻きずしは海苔が外側ではなく内側に巻かれています。これは当初海苔になじみがなかった北米の人たちのために、見た目の抵抗を減らすために発案されたそうですよ。
ジャパドッグ
北米の定番メニューであるホットドッグに日本のフレーバーを加えた、今まであったようでなかった新感覚ファストフードです。もともと日本人が屋台からスタートさせており、今でこそ路面店がありますが、バンクーバーの街中を歩けばホットドックスタンドをよく見かけます。
さて、気になるメニューは、北米でもすっかり定着したテリヤキや、個人的なお気に入りのオロシ(大根おろし)、高校の購買を思い出させるヤキソバなど種類豊富に用意されていますので、色々と試してみてくださいね。
しゃぶせん
カナダにはALL YOU CAN EATといわれる、いわゆる食べ放題のお店がいくつかありますが、こちらは日本食が食べ放題のお店です。
日本食と謳っていながらオーナーが韓国人や中国人であることはカナダあるあるの1つで、こちらもご多分にもれず韓国人経営なためメニューにはスパイシーと付くものもあるのはご愛敬ということで。
看板メニューは焼肉とお寿司です。同時に焼肉とお寿司を、しかも食べ放題で食べるなんて、日本ではなかなかないですよね。違和感を感じつつ、なんだか贅沢な気分に浸れますよ。
ランチが18ドル程度とお値段は高めですが、いくつかある食べ放題の中ではお味も悪くないので、お腹がすいた時に訪れてみてはいかがでしょうか。
おわりに
今回はカナダのカフェと日本食事情をご紹介しました。
カナダは多国籍国家だからこそ世界各国の料理が楽しめるため、滞在中は毎回違った国の料理に挑戦してみるのがオススメですよ。カナダで自分のお気に入り料理を見つけてみてくださいね。
この記事を書いた人
Maple
アメリカへの留学やカナダでのワーキングホリデー経験があります。旅行も大好きで、これまでにヨーロッパやアジア圏など15カ国以上の国を訪れました。また訪れた国々で出来た友達と今も連絡を取り合い、彼らが日本を訪れる際は日本の観光案内をしています。そんな経験を通して知った世界のアレコレをお伝えできたらと思います。