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海外に長期滞在するとなると、立ちはだかる壁の1つが食事です。特にお米が主食の日本人は、お米へのこだわりがありますよね。
日本米も買えないことはないのですが、重いものなので、車がないと買った後が大変です。一方、小さなパックは割高なので買うのを躊躇してしまうでしょう。
ここでは日本米に似ているお米のご紹介や、オーストラリアでのお米ネタをご紹介します。
オーストラリアのお米
オーストラリアにも、色々なお米の種類があります。例えばバスマティライス(インドのお米)、ジャスミンライス(タイ米)は香りが高く、炊き上がりがパラっと仕上がるお米です。
ロング・グレイン・ライスはお米の粒が長く、このお米もパラっと仕上がるので、パラパラのチャーハンを作るには、このお米を使うと成功しますよ。
その他、玄米や、アルボリオライスと呼ばれるイタリアンリゾットを作るのに適したお米や、黒米など色々と選べます。黒米はオーストラリアではSushi(海苔巻き)にも使われ、色が紫で綺麗なので人気です。
ホームステイ中にお米が食べたくなったら
オーストラリア人のご家庭にホームステイした場合、朝昼晩と三食ともパンということは珍しくありません。朝昼はパンで夕飯はパスタとか、数日白いご飯を食べられないこともあります。
お米が食べたいなと思ったら、ホストファミリーにリクエストをしましょう。お世話になっていることは事実なのですが、何も希望を伝えてはいけないというルールはホームステイには存在しません。
日本人は遠慮が美徳としますが、オーストラリアの人からすれば「そんなことくらい、いってくれればいいのに!」と思われることが多く、特に食事に関しては、気分も左右するのでとても大切です。
ホストファミリーも、なるべく快適に過ごして貰いたいと思っているので、お米が食べたいといっても、嫌な顔はされることはないでしょう。中には「それなら自分でお米を炊いてもいいわよ」といわれるかもしれませんが、その時は自分でお米を炊きましょう。
自炊で気をつけること
炊飯器がないことがある
普段からお米を炊く習慣がない家は、炊飯器がなく、お鍋でお米を炊く家もあります。お鍋でお米を炊くのは大変そうに思えますが、弱火ー強火ー中火という火加減でお米は炊けますよ。
火加減はそんなに厳密ではないので、最初弱火にお鍋をかけて、ポコポコいいだしたら、火を強火にします。水が少なくなってきたら中火にして、最後に蒸せば完成です。
オーストラリアの炊飯器
家庭に炊飯器があっても、ただ炊くだけのものが多く、日本の炊飯器のように温度を調整しながら炊くような炊飯器ではありません。
日本製の炊飯器も売っていますが、オーストラリア人のご家庭はそこまでお米に拘りがある家があまりないです。家庭にあるとしたらおそらく、ただ炊くだけの炊飯器だと思います。
この炊くだけの炊飯器よりも、お鍋の方が美味しく炊けるので、お鍋での炊飯にも挑戦してみてください。
お米でカルチャーショック
オーストラリアのお米のブランドはいくつかあります。Koalaというブランドのお米は、お米のでんぷん質が高いのか、炊いた後しばらくするとでんぷんが糊化して、お米とお米がくっついてしまいます。
これがベトベトで食べられない状態になるので、ホストマザーに相談してみると、「炊いたお米を洗わないからよ」という答えが返ってきました。
炊いたお米を洗い、レンジで温めて食べると問題は解決すると教えてもらいましたが、お米を食べて育った日本人には、邪道なお米の食べ方に感じますよね。
オーストラリアのお米の炊き方
オーストラリアの方は、お米をとがず(洗わず)にお米をたく方が多いです。日本人からすると、なぜ洗わないの?と思いますが、洗ったら栄養が流れてしまうというのが、お米を洗わない派のオーストラリア人の考え方です。
試しにお米をとがずに炊いてみると、日本米とはお米の種類が違うからか、とぎ汁もあまり出ないことと、米ぬかの臭みは感じませんでした。
オススメのお米は
オーストラリアのスーパーで、KoshihikariやSushi Riceが売られていることがありますが、容量は少なく、そして割高です。韓国食材屋さんには、5kg~10kg単位で日本のお米が置いてあることが多く、お値段もオーストラリアのお米と比べると高いけれど、驚くほどは高くありません。
車を運転する方は、重いお米を買っても問題ないのですが、電車やバスで移動の方は、お米を買っても持って帰るのが大変です。
そこで、SunRiceというブランドのMedium Grain Riceをオススメします。こちらは日本人には非常に食べやすいお米です。しっかり浸水し水を少し多めに炊くと、日本米に近くなります。
おわりに
オーストラリアに住み始めてすぐは、手軽に買えるオーストラリアのお米と日本のお米とを比較してしまい、あまり美味しくないなと感じるかもしれません。
慣れ親しんできた食が変わるとなかなか大変なのですが、長期滞在であればオーストラリアで日本の食を探すよりも、現地の食に慣れ開拓していく方が、気持ちが楽になりますよ。
無理はしない範囲で、せっかくオーストラリアにいるのだから、色々なお米を試してみてはいかがでしょうか?
この記事を書いた人
nao
オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi(海苔巻き)が巻けるはずだ!」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。
私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね~巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。