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オーストラリアの家には、日本のように一段下がった明確な玄関がありません。では、靴はどこで脱ぐのでしょうか？
答えは、ドアの外で靴を脱ぐ家もあれば、中で靴を脱ぐ家もあります。そして、靴のまま上がる家もあります。
一方、オーストラリアでは、裸足で外を歩いている方を見かけるはずです。日本とは違う靴文化・裸足文化をご紹介します。
海外は家の中は基本土足なのか？
外国の暮らしというと、家の中でも靴のまま過ごすというイメージがありますが、これに関してはYesでもあり、Noでもあります。靴で家に上がるかどうかはそれぞれの家庭によるのですが、オーストラリアも例外ではありません。
オーストラリアでは、仕事や学校など外から帰ってきて、玄関から部屋までの短い距離や、お茶を飲むだけなどの短時間の滞在であれば、靴を履いたまま家に上がる率が高いです。
例えば作業靴を履いている業者の方は、短時間の滞在にあたるので、土足で家の中に入ってきます。その靴の裏には土が付いていませんか？と心配になるのですが、カーペットの上も気にせず靴のまま歩かれることが多いです。
ルームシューズは室内に限るのか？
冬の足元が寒い時期に、室内でスリッパを履く方もいれば、UGGブーツのようなルームシューズを履く方もいます。室内履きとはいえ守備範囲は広く、室内履きのまま庭に出て行き、部屋の中に入ってきます。
庭やお隣さん位までなら履いたままでも構わないのが室内履きです。冬の室内履きは室内兼屋外なので、冬は家では土足といえば土足ですね。
家の中は汚れないの？
土足で歩けば床は当然汚れます。それではオーストラリアのママが毎日掃除機をかけて、モップもかけているかというと、大半はそんなことはありません。ただ、床が砂だらけという状態ではないですよ。
雨の日の濡れている靴でなければ、思っているよりも、土足で家の中を歩いても汚れないものなのかもしれません。
日本人はカーペットの上に直接座ったり、ソファの上には座らずに、ソファを背もたれのようにして床に座る方もいるのではないでしょうか？なので、余計に床はキレイかどうかが気になりますが、オーストラリア人は椅子やソファの上に座り、床に直接座ることはほとんどありません。
私たちからすると、なんで家の中を靴で歩くの？と思いますが、オーストラリア人からすれば、なぜソファの上ではなく、ソファの下に座るの？と理解ができないところなのでしょう。
オーストラリアの人が靴を履かない場所は？
オーストラリアでは、裸足で「外」を歩くことが特別珍しいことではありません。
庭先や玄関先は裸足で、目の前にサンダルがあったとしても、裸足で出て行く方が多いです。スーパーマーケットであれば裸足でお買い物をしている方、裸足で犬を散歩する方を見かけても、それは日常的な光景です。
会社・学校・お出かけなどには靴を履きます。しかし、”近所”は裸足で歩く率が高いです。
大都市の中心部で裸足の方はさすがに見ないと思いますが、住宅地であれば、決して珍しい光景ではありません。
裸足教育
オーストラリアの子ども達は、公園やビーチ、庭などで遊ぶとき、裸足で遊んでいる子どもが多いです。例えば公園や海辺だと靴に砂が入るという理由もありますが、何よりも裸足は気持ちがいいからでしょう。
こうして小さい頃から裸足で過ごすことに慣れていると、足裏が鍛えられ、道を歩いても小石を踏んだくらいではなんてことはありません。そして小さい頃からの習慣なので、大人になっても裸足で歩くことに違和感がないのではないでしょうか。
おわりに
家の中は靴、家の外は裸足となんだか不思議な感覚ですね。家の中を靴で歩く必要はないのですが、オーストラリア滞在中に1度は裸足文化を体験されてみてはいかがですか？
裸足で歩くことに慣れていないと、最初は小石などを踏んだ時に痛いと思いますが、裸足で大地を歩く感覚はなかなか気持ちがいいものですよ。ただ芝生を步く時は、ビンディーという棘のある雑草には気をつけてください。
足裏の強いオーストラリア人でも、踏むと痛いといいます。
この記事を書いた人
nao
オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi（海苔巻き）が巻けるはずだ！」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。
私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね～巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。
