オーストラリアの治安は?犯罪被害に遭わないための事例と対策について。日本人は置き引きやスリに注意!

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2017-05-12

オーストラリアの治安は?犯罪被害に遭わないための事例と対策について。日本人は置き引きやスリに注意!

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私が、初めてのワーキングホリデー先に選んだ国がオーストラリアです。初めての留学先はアメリカだったのですが、一般的に比較的治安の良い国とされているのもあり、選びました。

一方、日本は安全な国といわれていますが年々犯罪被害が多く発生しています。しかし、オーストラリアの方が過去のデータを見てみると、犯罪率はいつも日本より高いのが事実です。

そこで今回は、オーストラリアの治安について、書いていきたいと思います。

ゴールドコーストで射撃ドラマ

ゴールドコーストに住んでいた頃のお話です。もう3~4年前にはなりますが、私がよく行くショッピングセンターで射撃ドラマが起こりました。しかも、私自身、その事件の数時間前には、そこにいたのです。

バイキーギャングのいざこざからの出来事で、大きな人気のショッピングセンターで昼間に起きた事件で地元では結構話題になりました。たしか一般人の人数名にも、こぼれ球が当たり、ケガ人が出ていたと思います。

自分に身近な場所、そして、子供から大人までたくさんの人が集まる時間帯に起きた事件に、ショックは大きかったです。

メルボルンでひき逃げ

2017年の今年初めには、メルボルンのシンボルともいえるフリンダーズストリート駅の近くで、1人の男が車を乗り回し、通行人を次々と引き、4人の死亡しました。この中には、お母さんとその子供も含み、20人が重傷を負い、5名が危険な状態になった大きな事件です。

この男は、過去にも何度も家庭内暴力で警察に通報されていたりした経緯もあり、警察では精神病やドラッグが関係していると発表していたのを今でも覚えています。旅行者も含め、たくさんの通行人があるこの場所でのクレイジーな事件は、たくさんの人を恐怖に陥れたことは間違いありません。

本当に、どこで、何が、いつ起こるかわからない、ということを改めて人々の心に刻んな出来事でもあるといえるでしょう。

首都キャンベラでは、4月には車上荒らし

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オーストラリアの首都キャンベラは、オーストラリアの他の州、全体とも比較して,犯罪発生率は全般的に低い数値となっています。しかし、日本と比較すると、犯罪の種類によっては、犯罪発生率が日本のおよそ3倍から50倍近くを推移していて、決して安全であるとはいえません。

特に暴行傷害,家宅侵入次いで自動車盗難(車上荒らし含む)の発生率が高くなっています。また,性的暴行傷害や強盗,自動車盗難は夜間の発生が極めて多いため、夜の外出時は特に注意が必要です。

今年の2017年、4月末には、たった1日で、キャンベラの南部地区で、50件以上もの車上荒らしが発生しており、大使館から、注意喚起が届いています。セキュリティーの行き届いているマンションなどでも、車上荒らしだけでなく、車自体を盗もうとしているケースもあり、大変注意が必要だということだそうです。

ニューサウスウェルズ州では

シドニーのあるニューサウスウェルズ州では、犯罪発生率は日本と比べて極めて高く,特に暴行・傷害事件は日本の数10倍の発生率となっています。また、禁止薬物の使用・所持等の犯罪が増加、特に覚醒剤の所持・使用については、2015年末までの2年間の統計で約25%増加しているそうです。

地域別の各種犯罪の発生件数は,シドニー及びその近郊のエリアでの犯罪発生件数が他のNSW州の地域に比べて極めて高く,シドニー圏内では,キングスクロス地区・チャイナタウン地区等の繁華街を中心としたシドニーCBDと、シドニーから西南の郊外にかけての郊外地区で各種犯罪発生件数が際だって高くなっています。

また、今も日本人観光客が被害となる盗難、ひったくり,置き引き等の事件が多く発生しているようです。特に観光客の集まるロックス、オペラハウス、ダーリングハーバー周辺での、すりや置き引きが多く発生しているので、人混みの中では決して自分の荷物から目を離さないよう、気を付けてください。

キングスクロスやセントラル駅周辺等,深夜営業のパブが多い繁華街では、週末の深夜の時間帯には、若者たちによる飲酒にからんだ暴力事件が多く発生しているようで、ニュースでもその1部を見ることがあります。あまりよくわからないのに、もしくは、海外に来たという浮かれ気分で、不必要に深夜まで出歩いたり、トラブルに巻き込まれることのないように注意しましょう。

また、バックパッカー向けホテルやシェアルームでの盗難、契約に関しての詐欺まがいのトラブルも多くあるように聞いています。私が先日見かけたのは、1人で旅行で来ているような日本人女性をレストランで見かけました。ストリートに面したアウトサイドのテーブル席で、彼女は、スーツケースを置いたまま、トイレへと席を立ったのです。

数分彼女は戻って来ませんでしたが、見ている私の方が、彼女の荷物が盗まれないかとハラハラしました。どんなに旅に慣れていても、どんなに安全そうな場所でも、持ち歩きにくくても、やはり、自分の所持品を置いたまま、席を離れるのは、不注意すぎるのではないかな、と思います。

日本人被害例

日本人が被害者となるケースで最も多いのは,置き引きやスリなどの窃盗被害です。中でもレストランやカフェで、食事中にカバンを盗まれるケースが多くなっています。

また、トラムの中や買い物中にカバンに入れておいた財布を盗まれるスリ被害やメルボルン郊外で空き巣被害の報告が増加傾向しているようです。その他,ワーキング・ホリデーの人達を中心にした賃金や家賃のトラブルも後を絶たないといいます。

最後に・・・対策や心構え

日本でも同じことだとは思いますが、海外に出かける際は、いつも以上に注意していただきたい事項を書いてみました。

[空港,ホテル等における置き引き]
○チェックインやチェックアウト、荷物の入れ換え等の時に、持ち物への注意や警戒を怠らない。
○カバン等を床やカウンター上に置いたまま手続きに没頭しない。(これ、よく見かけます)

[繁華街の路上や人込みでのスリ,ひったくり等]
○外出の時は、できるだけパスポートや航空券,多額の現金や貴重品を持ち歩かない。
○やむを得ずパスポートや航空券等を持ち歩く場合も、1か所でなく、数か所に分けて、バッグなどに入れる。

[ビーチで]
○所持品を浜辺や車の中に置いたままで海水浴をしない。
○特に、車でサーフィンや海水浴に行く際には、車内の見えるところにカバン等を放置したまま車を離れない。
〇サーファーは、知らないところでサーフィンをする場合は、潮の流れや時間帯に気を付ける。オーストラリアはサメの被害が多く出ていますし、波を甘くみていたサーファーが、溺れたり、流されたりしているケースもたくさんあります。

[女性に対する暴行]
○夜間の一人歩きは避ける。(短い距離でも,タクシー等の移動手段を考える)
○たとえ昼間でも人通りのない場所への立入りは、十分注意する。

おわりに

以上、いくつかを挙げてみました。自分の身は自分で守る。自分のものは、自分で管理する。ここなら、大丈夫、と思わない。日本にいると忘れがちなことですが、海外ということを忘れないことが大切です。

ぜひ上述したポイントに気をつけて、安全に、オーストラリアライフを楽しんでいただきたいと思います。

この記事を書いた人

reina

SuperblueReina

オーストラリア在住です。留学は大学時代にアメリカに行っています。日本でいわゆるキャリアウーマンとして順風満帆な生活を送っていましたが、海外生活の夢が捨てられず、培ってきたキャリアを捨てて、26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。その後、ご縁がありオーストラリアに住むことになりました。

ヘルシーエイジングライフクリエイターとして、オンラインショップやブログでヘルシーボディー=ヘルシーマインドをテーマに、いろんなことを配信しております。オーストラリアを中心に、他の国も含めた使えるリアル情報、オススメ情報などをお伝えしたいと思います。


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