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オーストラリアの首都、みなさんどこかご存知ですか?
多くの方が、「シドニー?」「ブリスベン?」などの大都市をイメージされているようですが、正解は「キャンベラ」です。
今日は、オーストラリア人も、あまり好んでは行かない、首都キャンベラについてご紹介したいと思います。住んだ人、訪れたことがある人しかわからない魅力が結構あるんです。
ACT オーストラリアン キャピタル テリトリーって?
オーストラリアは、6つの州と1つの準州、そして首都がある特別地域から成り立っています。
まず、私が今現在住んでいるクイーンズランド州 (QLD) をはじめとした、ニューサウスウェールズ州 (NSW)、 西オーストラリア州 (WA)、ビクトリア州 (VIC)、南オーストラリア州 (SA)、タスマニア州 (TAS)の州があります。準州は、ノーザンテリトリー (NT/北部準州)です。
最後に、こちらは私が以前住んでおりました「オーストラリアン キャピタルテリトリー!!」日本語でいうと、オーストラリア首都特別地域 (ACT)という風に分かれています。
「首都特別地域」って名前だけ聞くと、なんだか、かたっ苦しい感じがしますね。そう、他の州と違って、名前の通り少しお堅い、政治の機関が集まった都市なのです。
職業も、みなさん、半分以上が、お国のお仕事、といって間違いないでしょう。そして、他の州に比べ、平均収入も高く、土地や物価も高く、コーストに海のお家がある、という方や、週末はコーストへお出かけします、という方が多くいます。
オーストラリア人、結局みんな海が好きです。
さまざまな国民集まるインターナショナルな都市
私が数年キャンベラに住んでいた印象は、「インターナショナルな土地だな」ということです。キャンベラには、いろんな国の大使館・イミグレーションなどがあるので、本当にいろんな国民の人に出会います。
なかでも一番わかりやすいのが、インドのみなさんでしょう。ターバンを頭に巻いている男性や基本的に民族衣装的な服装の女性が多いです。あとは、見た目ではなんとなく地域くらいしかわかりませんが、本当にさまざまな国の方々がおられます。
オーストラリアと国交のある国の方は、必ずいるという感じです。大使館、国関係で働いてる人がほとんどなのでね、当たり前といえば当たり前ですね。
食材豊富
上述したようにさまざまな国の方がいるので、比較的いろんな国の食材が手に入りやすいです。また、たくさんの国の方がたくさん集まれば集まるほど、食べ物と宗教の関係もあり、ハラルのお店などもあります。
インドのありとあらゆるスパイスを扱うお店もあるので、本格インディアンカレーにも挑戦できますよ。ちょっと夜にディナーという場合、その国独特のお料理を出してくれるレストランも結構ありました。
カンガルーエミューの国章が入ったビルディング
キャンベラは、とにかくいたるところにカンガルーとエミューの国章が入ったビルディングがあります。
なかでも、私が1番にあげるのはパーラメントハウス(国会議事堂)、そしてオールドパーラメントハウス(旧国会議事堂)です。そう、キャンベラには、国家公務員から、地方公務員、そして、政治家までさまざまな方がいます。
ちなみに、国会議事堂は、旧国会議事堂もどちらも議事堂内を見学することが可能です。日によっては、TVのカメラクルーが来ていたり、(ニュースが国会議事堂の前からレポートされる場合もある)オーストラリア首相を見かける場合があるかもしれません。
国会議事堂の屋上外から見渡す景色は、結構いいものです。旧国会議事堂は、社会見学のようにいろんな部屋を見に行くことができるし、歴史的な説明も書いてある場所がいたるところにあります。
いろんな国の大使館
国会議事堂を中心に円を描くように設計された道路には、40以上の国々の大使館が立ち並んでいます。各大使館前には、警備員がたくさん立っていて驚くかもしれません。フェデラルポリスの車が、あちら、こちらに潜んでいます。
キャンベラが日程に含まれている旅行会社のツアーでは、バスで大使館めぐりをすることが多いです。しかし、可能であれば、景観を楽しみながら自分のペースでゆっくりと車でまわりたいところです。
なぜなら、大使館はとっても個性があって、それぞれの国の特徴を持った建物になっています。これが見ているだけでも、結構楽しいのです。
なかには、オープンデイという日をつくっている大使館もあります。ポリスはいますが、写真撮影も可能です。
ちなみに、私個人的に心を惹かれたのが、パプアニューギニアの大使館です。パプアニューギニアを訪れたことはありませんが、なんだかパプアニューギニアな雰囲気の建物でした。
キャンベラに足を運ぶ際は、この大使館めぐり、1度やられてみてはいかがでしょうか。
日本と同じように桜のシーズンがあります3
キャンベラは、春・夏・秋・冬がはっきりとしていて、日本人には馴染みやすいのではないかな、という印象です。
春は、街中のいたるところに桜が咲き乱れ、日本人の《和》心をくすぐるでしょう。
夏は、その年によって違いますが、40℃前後まで気温が上がります。また年中通して、とっても乾燥している地域なので、オーストラリアの他の地域よりも、水分補給がとっても重要です。
秋は、秋で紅葉がとっても綺麗ですが、朝方と日が落ちるころには急激に寒くなります。
冬は、マイナス約10℃まで下がることもあります。しかし、いったん太陽が顔を出すと、空気は冷たいものの陽射しがとっても暖かいので、冬でもTシャツで過ごせる日中もあるほどです。ここが、日本の冬とは違うところかな、と思います。
日本でも比較的寒く雪が積もる京都出身の私ですが、キャンベラの冬は気温が低くなる日はあるものの、日中は過ごしやすく雪も積もらないので、日本人には過ごしやすいのではないかなぁという感じです。
社会見学に最適
オーストラリアの首都、キャンベラには国の中心になる建物が多いなか、オーストラリア最大規模の図書館「オーストラリア国立図書館」があります。ギリシャローマ様式の美しい建物となっており、カフェでくつろぐことも可能です。
また、世界中の戦争で犠牲となった兵士たちに対し、国が敬意を表し1941年に完成した「オーストラリア戦争記念館」があります。ここは、オーストラリアの学校の修学旅行でもよく訪問先となって、大人も子供も1日楽しめる場所です。
そして、オーストラリア国立博物館や国立美術館もあります。オーストラリアの他の州からのファミリーホリデー兼社会見学の場所となっていて、他の州とは違った楽しみ方ができる場所となっています。
アクティビティー
アクティビティーの面では、キャンベラで最も目立つランドマークの1つ、バーリー・グリフィン湖(Lake Burley Griffin)がオススメです。ここではヨット、カヤック、ウィンド・サーフィンなどのレジャーを楽しむことができ、周囲35kmを自転車でまわると、この人工湖の魅力がとてもわかります。
ウォーキングコースにもなっていて、平日の夕方、週末には、たくさんの方がウォーキングを楽しまれています。セグウェイやバイク・ハイヤーのお店もありますよ。
また、このレイクの周りでは、熱気球フェスティバルや、フラワーフェスティバル、キャンベラ・奈良キャンドルフェスティバルなどなどたくさんのイベントも行われていますので、飽きることはありません。
おわりに
オーストラリアの他の都市とは、一味違った楽しみ方ができるのが首都キャンベラです。ぜひ、オーストラリアにお越しの際は足を運んでみることをオススメします。
また、オーストラリアに限らず、海外に留学や旅行、ワーホリで行く場合、訪れる国の首都を知っておくとよい知識と経験になると思います。そして、その土地、その土地の違った美しさや特徴を、より楽しめるようになるでしょう。
チャンスがあれば、興味のある国の首都をぜひ調べてみてくださいね!
この記事を書いた人
SuperblueReina
オーストラリア在住です。留学は大学時代にアメリカに行っています。日本でいわゆるキャリアウーマンとして順風満帆な生活を送っていましたが、海外生活の夢が捨てられず、培ってきたキャリアを捨てて、26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。その後、ご縁がありオーストラリアに住むことになりました。
ヘルシーエイジングライフクリエイターとして、オンラインショップやブログでヘルシーボディー=ヘルシーマインドをテーマに、いろんなことを配信しております。オーストラリアを中心に、他の国も含めた使えるリアル情報、オススメ情報などをお伝えしたいと思います。