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オーストラリアで生活を始めると、カラフルな野鳥や日本では見たことのない鳥を沢山見かけるのでビックリすることでしょう。日本ではケージに入り、家庭のペットとして飼われていそうなキレイなインコが、オーストラリアでは普通に野鳥として空を飛び交っています。
「え?そんなにカラフルな鳥が木に止まっていると目立つんじゃないの?」と思うかもしれませんがオーストラリアは暖かい国です。色とりどりの街路樹が並ぶので、カラフルなインコが木に止まっていても隠れてしまいます。
自然と動物はうまく調和しているのですね。そして、そんな環境で、逆に目立つのはコウモリです。
今回は、オーストラリアで見かけるコウモリについてご紹介します。郊外に行くほどコウモリと遭遇する率は高くなりますよ。
オーストラリアではコウモリを昼間でも見かけます
日本では、コウモリを日常生活で見る機会は滅多にないですよね。
コウモリといえば、洞窟の中や夜の森の中をバサバサと飛んでいる、というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか。しかし、オーストラリアでは、昼間でも静かな地域では電線や木に逆さまにぶる下がっていることがあります。
初めて見た時は、その大きさに驚くかもしれません。まさに黒い傘(コウモリ傘)が、ぶる下がっているかのように見えます。
また、日本では西洋の吸血鬼などの影響からか、コウモリは危害を与えてくる怖いイメージがある動物です。が、私たちが何もしなければ、攻撃してくることはありません。なので、止まっているコウモリがいたとしても急いで逃げる必要はないです。
ただし、飛んでいるコウモリにぶつかった場合は、違います。爪などで引っかかれると病原菌を持っている可能性が非常に高いので、飛んでいるコウモリからは急いで逃げましょう。
もしもコウモリに引っかかれたり、噛まれたりした場合は、すぐに病院に駆け込んでください。
怪我をしているコウモリを見かけたら
コウモリは攻撃的な動物ではないとはいえ、近くにいても決して触ってはいけません。野生動物なので防衛本能が働き、噛まれることがあります。
また、コウモリに限らず、野生動物が怪我などをして道に横たわっていた場合でも、決して触らないでください。車に引かれないようにと、道の端っこによけてあげるといった行為もやめておきましょう。
野生動物は、どのようなウィルスを持っているか分かりません。RSPCAという動物を保護する専門の機関があるので、電話をするなりして措置はお任せします。
夜に見られるコウモリの群れ
夜になれば、コウモリがどこででも見られるというわけではないのですが、コウモリの大移動を見ることは珍しくはないですよ。
夕方から夜にかけて、コウモリの巣と昼間過ごす場所の間の大移動に遭遇することがあります。
初めて見た時は、コウモリの長い群れに圧倒されると思います。夕焼けのピンクの空に、コウモリの黒い色が映えて、オーストラリアの雄大な自然を感じる光景です。
コウモリの群れの写真を撮る時は
コウモリの群れは、馴染みのない日本人にとっては珍しいものなので写真を撮りたくなるかもしれません。その時は、撮る位置には十分に気をつけてください。
まず、コウモリの群れの真下で写真を撮ることは絶対に避けましょう。コウモリは飛びながらフンをします。
実はこれが大問題なのです。コウモリの移動ルートの下に家がある家庭は、外壁や屋根の高いところにフンをされてしまうため、掃除がとても大変で頭を抱えています。
コウモリは非常に大きな動物なので、フンも鳥のように可愛いものではなく、かかったら大変です。そして匂いも強く落ちにくいので、コウモリの飛び交う群れの下には絶対に立ってはいけません。フンがかかるのも勿論嫌ですし、カメラもダメにしてしまいますよ。
コウモリの群れが頭上を飛んでいたら、まずそのルートからいち早く離れましょう。コウモリの写真を撮る時は、群れを横から撮るようにしてください。
おわりに
国が変われば、空を飛ぶ動物も変わります。雄大に空を飛ぶ鳥やコウモリの姿を見て、オーストラリアの大自然を味わってください。
この記事を書いた人
nao
オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi(海苔巻き)が巻けるはずだ!」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。
私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね~巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。