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4月からスタートした新生活も少し落ち着き、これから留学を検討している方も多いのではないでしょうか。
留学先は数多く、どこを選ぶか悩みがちですよね。そこで今回は、カナダを例にしてお話します。
カナダ留学のポイント
カナダ留学のプランニングにおいて突き当たる壁のひとつ、それは語学学校選びです。
インターネットで調べてみてもイマイチ違いが分からなかったり、調べれば調べるだけどの学校もよく見えてしまって余計に迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。特にカナダの語学学校は数も多く、その違いは多様です。
だからこそ、これからご紹介するポイントを基準にすることで、自分に合った学校が効率よく見つけましょう。
迷えるカナダ留学志望者のあなたに、学校の特徴毎に学校選びのコツをご紹介します。
学校の大きさ
学校の大きさは100人以下の小規模校から1,000人を越える大規模校まで様々です。しかしながら人数を聞いたところでなかなか規模の想像ができませんよね。
そんな時は自分の中学校の1クラス人数を思い出してみてください。きっと1クラスは40人程度だったのではないでしょうか。
学校の生徒数を1クラスの人数(40人)で割ってみるとだいたい何クラス分の大きさか想像できますよ。
例えば80人の学校なら2クラス、200人なら5クラス、500人なら12クラス強、1,000人なら25クラス!と想像しやすくなるなるでしょう。
それではさらに小規模校と大規模校のメリット・デメリットをご紹介します。
小規模校
メリットは何といってもアットホームな雰囲気です。人数が少ないことで生徒同士が顔見知りになりやすく、頑張れば全員と友達になるなんてこともできるかもしれません。
また先生から顔を覚えてもらいやすく、気軽に質問がしやすくなるのもポイントですね。自分は人見知りな性格なので、あまり人数が多いと委縮してしまうという方にオススメです。
ただし、友達100人できるかな♪と歌ったところで、そもそも学校に100人生徒がいないとそれも実現できません。
実はカナダではシェアハウスやアルバイト、またはカナダ人との接点を友達の紹介で得ることが多いです。そのため、学校卒業後のチャンスを広げる意味では友達をたくさん作っておくことをオススメします。
大規模校
ワイワイした環境が好きな方や、世界中に友達を作りたいという積極的な方には大規模校がオススメです。
大規模校ではアクティビティも頻繁に行われるため、他のクラスの生徒と交流するチャンスが多くあります。また上級クラスの友達を作ればアクティビティを楽しみながら英会話の練習もできて一石二鳥です。
また規模が大きくなるほど年齢層の幅が広がり自分の年齢に近い生徒と出会う可能性が高まるため、学校の年齢層が気になるという方は大規模校を選ぶと良いかもしれません。
1クラスの人数
カナダの語学学校の1クラス人数は平均で12~15名程度です。小規模校であれば10名以下、大規模校でも20名を越えることはなかなかありません。
国籍バランス
モザイク国家のカナダだからこそ、国際色豊かな環境で国際交流を楽しんでいただきたいと思います。またせっかく英語を勉強しに来たのだからできるだけ日本人は避けたいと思うのは当然のことですよね。
それでは「国際色が豊かな学校」と「日本人が少ない学校」と聞いて違いはイメージできますか?実はこのふたつには次のような違いがあります。
国際色
例えば100人の学校があったとします。生徒のうち50人は全員違う国から来ているものの、残り50人が日本人だったらどうでしょうか。国際色は豊かでも、日本人比率が気になります。
それでは単純に日本人が少ない学校を選べばいいかというとそうでもありません。
日本人比率
カナダの語学学校では日本人比率は平均で20%程度です。しばしば日本人比率の低さを売りにした学校がありますが、注意してください。
同じように例えば100人の学校があったとします。生徒のうちなんと日本人は1人しかいなければ、当然日本人比率はとても低いですよね。
しかし、残りの99人が韓国からの学生だったら・・・決して国際色は豊かとはいえないでしょう。
また、国籍ごとの制限を35%としている学校が多いため、日韓だけで70%を越えるなんて学校も珍しくありません。「国際色」と「日本人比率」両方のバランスが大切です。
授業時間数
語学学校では、1週間あたりの授業時間数の設定が1~4つほど用意されています。
1番短い設定は、午前中や午後だけ授業を受けるパートタイムと呼ばれ、1日あたりの時間数は3時間程度です。残りの半日をお仕事や遊びに費やしたい方にオススメとなっています。
ただし、パートタイムでは入学許可書が発行されないため、学生ビザを申請予定の方はフルタイムでご検討ください。
対して、フルタイムの授業時間数は1週間当たり20時間~30時間が一般的です。午前9時頃に授業がスタートし、最長で授業を取った場合、午後3時~4時頃に授業が終了します。
それでは、授業時間数の選び方はどうすればよいのでしょうか。例えばフルタイムの設定が週20時間、25時間、30時間と設定している学校を例にしてみましょう。
当然授業時間数が長いほどたくさん勉強ができるため、自分はしっかり勉強したいと考えている方には週25時間~最長の週30時間がオススメです。また短期間で集中して英語力を向上させたい方にも向いています。
ただし、授業時間数に比例して授業料が高くなってしまう点にはご注意ください。
逆に長期間の通学予定で、1日あたりの費用や体力を抑えたいという方は、週20~25時間でご検討いただくといいでしょう。
ただし、時間数が短いほど勉強時間が減ってしまうことをお忘れなく。
おわりに
今回はここまでです。漠然としていたカナダの語学学校のイメージが少し湧いたのではないでしょうか?
後編もお楽しみに!
この記事を書いた人
Maple
アメリカへの留学やカナダでのワーキングホリデー経験があります。旅行も大好きで、これまでにヨーロッパやアジア圏など15カ国以上の国を訪れました。また訪れた国々で出来た友達と今も連絡を取り合い、彼らが日本を訪れる際は日本の観光案内をしています。そんな経験を通して知った世界のアレコレをお伝えできたらと思います。