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先日、日本に一時帰国して、オーストラリアに帰ってきました。
海外生活が長くなればなるほど、日本に住んでいるときはさほど気にしていなかった日本が誇れること、便利で都合が良いところや悪いところがとっても新鮮に目に入ってくるようになりました。
今回は、オーストラリアと比べて、『日本はやっぱり違うなぁ』と感じたところを書いてみたいと思います。
日本の食べ物が全て小さく見える
長らくオーストラリアにいると、日本のスーパーなどに売っているものが小さくみえて、あれ昔からこのサイズだった?小さくなってない?なんて思ってしまいます。多分、日本に住んでいたころは、違和感なく買っていたものです。
たとえばヨーグルト。こちらにも小さいものから大きなサイズまでいろいろありますが、基本的にファミリーサイズは1kgです。日本の場合、大きいサイズは500gですよね。
このような感じで、オーストラリアの大きなサイズの容器を見慣れていると、日本に帰った際『小さいなぁ。ちょっとしか入ってない』なんて思ってしまいます。
ちなみにオーストラリアの牛乳は、3L、2L、1Lというサイズで売られているんですよ。なので、500mlの牛乳をみると、オーストラリアの知人たちが日本にきたら驚くだろうなぁと思います。
カスタマーサービスのレベルが基本的にとっても高い
高級のホテルやレストランなどでなくても、近所のお店、スーパー、コンビニでさえも、カスタマーサービスのレベルがとっても高いのが日本です。これは、本当に誇りに思います。
お客様第一主義、ではなくても、お客様のことを考えた動き、サービス、挨拶の仕方、など全てにおいてスムーズですし、丁寧です。えっ?と思われた方は、オーストラリアにお越しになられたら、ショックを受けるかもしれません。
もちろん高級ホテルやレストランなどは除きますが、ごく一般的なカフェやお店、そしてスーパー、もしくは、市役所などのオフィスで、とってもサービスの差を感じるはずです。
もちろん、その人それぞれの個性やパーソナリティーが活かされていて、とってもフレンドリーな店員さんや、ノリのいい人などもいます。しかし、お客さんが目の前に寄ってきても自分の今している仕事を止めない、同僚との話に夢中でお客さんに気づいても対応しない、そんな場合があるのです。
また、市役所などにおいては、めんどくさそうな対応をしたり、時には差別的な対応をする人もいます。こういった経験から、日本のいついかなる場所でも提供されるサービスのレベルが高さ、自信を持っていいことだと、私は思います。
日本人は、見て見ぬふりをする人が多い
海外に長く住んでいると、日本にいたころより、知らない人に対してフレンドリーになったように思います。
なぜなら、オーストラリアでは道端で知らない人と通りすがりに「ハロー」「ハウ アー ユー?」なぁんて挨拶することがとっても多いです。エレベーターでもスーパーでも知らない人とお天気の話をしたり、今いるその場に共通するお話をすることがあります。日本では、滅多にないですよね。
見て見ぬふりといえば、たとえば、誰かが倒れています。誰かがしんどそうにしています。誰かが重たそうに物を運んでいます。誰かが車のアクシデントで困っていて、道に立っています。誰かが、赤ちゃんの乳母車を押しながら、ちょっと困っています。
オーストラリアにいると、こういう場面に出くわしたとき、誰かが必ずサッと助けようとしてくれるものです。人は見かけでは本当に判断できません。
何が起きても気にもかけていないような、ティーンネイジャーの男の子だったり、全身にタトゥーがいっぱいのおじさんが、真っ先に飛んできて助けてくれたりするのです。わざわざ、自分の車を止めてまで、ざわざわ自分のやっている作業を止めてまで、ですよ。
こういう時、私が感じるのは、日本人に多いのは、見て見ぬふり。もちろん、助けてくれる人も気遣ってくれる人もいますが、やはりオーストラリアに比べると少ないかなと。
ぜひ、日本は海外からマナーが良い、安全であるなどと褒められることが多い国です。それにもし、オーストラリアのような誰もが助け合う心みたいなものが加われば、さらにいい国になると私は思います。
ルール違反を平気でする
どうしても書いておきたかったことが1つあります。一時帰国中にみかけた光景なのですが、障がい者専用パーキングにほぼ間違いなく、健常者の人が平気でパーキングしていました。
ちなみにこれは、コンビニやスーパーなど、出かけた先々でみかけた光景です。大型スーパーとか大きな駐車場になると、障がい者専用のパーキングは入口に一番近い、つまり便利なところにパーキングが作られています。とっても都合が良い場所です。
もし普段からそのあたりを気にすることなく運転をしていて、オーストラリアでも運転したいという方は気をつけてくださいね。オーストラリアでは罰金です。みかけた瞬間、即通報する人もいます。
ちなみにこの見て見ぬふり、電車やバスでも多いですよね。妊娠中の女性や、体の不自由な方などをみかけても、席を譲らない人の多くいます。私が見た限りですが。
もしオーストラリアに留学やワーホリでお越しになられた際には、英語の学習だけでなく、こういった文化面もぜひ学んでほしいです。
何でも便利にできている日本
オーストラリアに比べてお店も遅くまで開いているし、24時間コンビニエンスストアがそこいらじゅうにあって、郵便物も、配達物も、お願いした時間に必ず来てくれて、選べる時間帯も短時間刻み。
食事に関しても、リーズナブルなレストランから高級レストランまで豊富にあります。日本料理はもちろん、中華料理、韓国料理、フレンチ、イタリアン、アメリカン、インディアン、なぁんだってあって、選ぶのに困るくらいです。
そのほかなら、電化製品の発達も素晴らしい。そして、あらゆる場所でのカスタマーサービスが結構いきとどいています。こう考えると、日本は魅力的な国でかなり過ごしやすい国のひとつなのではないでしょうか。
おわりに
日本は、本当に何でも便利に整っているいい国だなとつくづく感じました。一方で、先にも挙げたように、人間性、他の人との関りについては、ちょっと心がけというかやさしさに欠けるところがあるなぁとも思います。
日本の過ごしやすさを基準にすると、オーストラリアは不便に感じるかもしれません。しかし、日本にはない過ごしやすさがあることも事実です。
オーストラリアにお越しになられた際には、そういった面にまで目を向けて、さまざまな意味での学習に役立ててくださいね。