留学検討中の方によく読まれている記事
海外に行って、「日本だったらこんなことないのに… 」と思うことってありますよね。国が変わればマナーや対応が変わるのは当然です。その環境に慣れるまでは居心地の悪さを感じることもあるでしょう。
特に病院や銀行といった、生命や金銭に関わる機関でマナーの違いや対応の差を感じると、居心地の悪さどころか、不安を感じることもあると思います。そんなときでも安心して過ごすには、事前にどんな違いがあるかを知ることが大切です。
そこで今回は、オーストラリアの日本とは少し異なるマナーをご紹介しますので参考にしてくださいね。
受付での対応はそっけない!?
オーストラリアの病院などの受付で戸惑うのが、入り口を入っても顔もあげてもらえない、声もかけてもらえないということがあります。
オーストラリアでは、どこかお店に入ると店員さんにすぐに声をかけてもらえるのですが、病院や学校、銀行など「受付」となると、なかなかそうはいかない時があるのです。
受付の方がPCに向かって何か打ち込んでいて、向こうも気がついているであろう時も、手を止めずにお仕事を続けていることがあります。
こういう時に、”Excuse me” とか “Hello” と一言声をかけることはいいのですが、一度 声をかけて反応がないからといって、もう1度 “Hello” などと続けて声をかけるのはやめましょう。
「あれ?聞こえなかったのかな?」と考えてしまいがちなのですが、しっかり聞こえているので、相手が手を止めるまで待ちます。オーストラリアでは、相手のタイミングがいいところまで待つことがマナーでもあります。
日本だとすぐに手を止めてくれて対応してもらえるので、戸惑うところなのですが、文化の違いを受け入れてください。こういったマナーは慣れるまで難しく感じたり、居心地の悪さを感じるのでなかなか大変です。
問い合わせの電話では、相手の無言に慣れよう
電話で何か問い合わせをした時に、個人が相手ではない場合は、まずは相手が名乗ってくれます。これは日本と同じですね。そして私たちも名乗るのですが、聞きたいことや、知りたいことを話している間、相手は終始無言ということが珍しくありません。
あれ、問い合わせ先を間違えたかな?私の英語通じている?などと、あいづちに慣れている日本人としては、電話もまた不安を覚えることがあります。
一通りこちらの要件が済んだ時に、初めて相手が何かを発してくるので、それまで私たちが一方的に話し続けることになります。これは相手がツンとしているということでは決してないですよ。私たちにとってあいづちが普通であるように、相手も聞くに徹することが普通なのです。
全ての方がとは言いませんが、日本のサービスに慣れていると、全体的に少しそっけない対応に感じることもありますが、あまり気にしないで過ごしましょう。
郵便番号を覚えておくと便利です
テーマパークやイベント会場などに出かけると、入場料を払う時に郵便番号を聞かれることがあります。どのエリアから来たかなどの集計を取っているのでしょうが、最初は郵便番号?と思うかと思います。聞かれた時に対応できるように、郵便番号は覚えておきましょう。
ちなみにオーストラリアのIKEAでも、お会計時に郵便番号を聞かれました。方々からお客様が集まる大型店でも、郵便番号を聞かれることがあるようです。
家のドアは安易に開けないようにしよう
オーストラリアの家にはインターホンがないことが多いので、大抵来客はノックです。玄関先は二重のドアになっており、家の外側がスクリーンドア(鉄の網戸のようなドア)、家の内側にしっかりとしたドアという作りです。
誰かがノックしたなという時に、家の内側のドアを開けることはいいのですが、安易にスクリーンドアまで開けるのは避けましょう。配達などであればもちろんスクリーンドアを開けますが、まずは閉めたまま、訪問販売なのかどうかなどしっかり見極めましょう。
防犯が一番の理由ですが、訪問販売やよくわからない団体への募金、勧誘などの時はすぐに断ってドアを閉めてしまって大丈夫です。ドア越しに話すことに最初は抵抗があるかもしれませんが、安全のためにも、むやみにドアを開けるのは控えてください。
おわりに
日本は特にサービス精神が旺盛で親切な国なので、対応やマナーの違いに最初は戸惑うこともあるかと思いますが、オーストラリアに長く生活するほど慣れてきますよ。渡豪前に「こういうこともあるのかぁ」と思っていただき、現地での驚きや戸惑いが半減されると嬉しいです。
この記事を書いた人
nao
オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi(海苔巻き)が巻けるはずだ!」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。
私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね~巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。