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海外に行く時に、まず心配なのが現地でのオカネの問題ですよね。銀行の場所やATMの使い方、クレジットカードの使用可否などわからないことだらけです。オーストラリアのATMは日本とは勝手が異なります。入金できるATMが少なかったり、スーパーでの精算時にお金が引き出せたり。初めて訪れるオーストラリアで、戸惑わないためにも、気を付けていただきたい点 をご紹介します。
オーストラリアでは便利な出金方法があります
ワーホリや留学でオーストラリアに滞在する方の大半が現地の銀行口座を開設します。アルバイトをするにしても、現地の銀行口座がなければ、給与受取をする振込先がありませんよね。
オーストラリアでは、スーパーやカフェなど至るところでカードの支払い(デビット払い)が可能です。なので現地の銀行口座があると、クレジット払いではなく、口座に今入っている金額の分だけのお買い物ができとても便利な上、クレジットカードで起こりがちな支払日の心配もありません。
そしてなんと!スーパーのレジで、出金ができるのです。支払時にレジの方から “Any Cash out?” と聞かれるので、このフレーズは覚えておくと慌てずにすみます。これは「お金の引き出しはありますか?」という意味です。
どういうことかというと、$10のものを買い、支払いはデビット払いにするけれど、お財布に 現金が全く入っていないので、$20引き出したいという時に “Yes, 20 dollars, please.” といえば、買い物金額と引き出し金額の合計$30をカードで支払い、現金$20をレジで貰えます。
スーパーで、口座に入っている$20をキャッシュ化するイメージです。大きなスーパーであれば、レジがATMの代わりをしてくれる所 がほとんどです。
またこのサービスは、オーストラリア国内の銀行であれば、どこの銀行カードでもレジでの出金手数料がかかりません。違う銀行のATMしか見当たらなく、引き出し手数料がかかるならレジの方がお得ですね。もちろん土日も引き出せます。
現金の引き出しはとても便利なオーストラリア。では入金はどうなのでしょうか?
入金するのは一苦労!
銀行なのだから、お金を預け入れたい時も当然ありますよね。オーストラリアの入金は日本と比べると面倒なことがあります。それは、どのATMでも入金できるというわけではないから です。多くの ATMは引き出し専用なのです。
銀行の出入り口付近に設置されているATMは、入出金ともに可能な機械が多いです。どうせ銀行まで行く のであれば、ATMで入金しても、銀行窓口で入金しても大差ないと思いますよね。まさにその通りですが、ここでは窓口で入金した方が安全である理由をご紹介します。
オーストラリアでは入金できる ATM にも種類があります。最新のものは、日本のようにお金を入れて、金額を確認すれば入金完了なのですが、たまに入金金額の表示が違う時があるので、必ずチェックしてください。
実際に私は入金額が少なめに機械に表示されたことがあり、ここは太っ腹になるところでもなんでもないので、手続きをキャンセルしました。戻ってきた金額は、私が入金した通りの金額だったので一安心だったのを覚えています。
そしてもっと注意深く使用すべきATM は、旧式のATMです。入金を押して金額を入力すると、機械の横から控えと白い封筒が出てきます。その白い封筒にお札を入れてATMに戻します。
入金額が反映されるのは翌日以降です。もし金額に誤りがあっても証明のしようがないので、私は怖くて使ったことはありません。
こういった理由から銀行窓口で入金するのが確実なのですが、長蛇の列という時も珍しくありません。
何か支払い予定などある場合は、利用している銀行窓口がどこにあるかなどあらかじめ 確認し、早めに行動することをおすすめします。
引き出す時はATMの場所にも気をつけて
オーストラリアはやはり外国です。日本のようには安全ではありません。ATMで現金を引き出す時は、なるべくショッピングセンターの中のATMなど、警備の目が光っている場所で「昼間」に行いましょう。
たまに小さなお店が並ぶ一角にATMがあったりするのですが、いくら昼間でも周りに誰もいなく一人きりの場合や、まだその土地に慣れていない時は利用を避けてください。そして、そういう場所では絶対に 夜間に引き出さないこと!
いくら人通りの多いところでも、できる限り昼間に銀行関係は済ませてください。そして暗証番号を入力する時は、ATM使用注意事項として画面にも出てきますが、手で隠して番号を入力しましょう。
おわりに
日豪の銀行の便利さを比べてしまうと、コンビニでも引き出しが可能で、どこででも入金できる日本の方が便利です。ただしオーストラリア滞在中は、現地の銀行を使う方が生活はしやすいので、長期滞在予定の方は早めに慣れるようにがんばって下さい。
この記事を書いた人
nao
オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi(海苔巻き)が巻けるはずだ!」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。
私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね~巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。