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こんにちは、留学カウンセラーの平田です。これから夏休みに初めて憧れの海外留学をされる方もたくさんいらっしゃると思いますが、日本の常識は海外の非常識になることもあります。「郷に入っては郷に従え」という言葉通り、現地で恥ずかしくないマナーと常識を持って海外生活を満喫してほしいと思います。
そこで日本で生まれ育った私が、イギリス長期留学をしてわかった「日本人が海外でこれだけは気をつけた方がいい3つのマナー」をご紹介します。
1.麺類は音を立てずに食べましょう!
これは絶対日本人に気をつけてほしい海外のマナーです!!
海外で食べることの多いパスタ、日本ではそばやラーメンと同じように、「ずずーっ」と吸って食べる日本人がとても多いです。でも、欧米マナーでは、食事中に音を立てることはNGです。そのため、レストランやホームステイ宅でパスタを音を立てて食べると、周りの人はとても不快に感じるのです。日本人の感覚にはありませんが、その吸う音は、食事中のゲップやおならと同じくらい不快感を感じるという人もいる程です。パスタはフォークにしっかり巻き付けて、パクッと一口で口にもっていくようにして、きれいに食べるようにしましょう。
もちろん、パスタだけでなくスープを飲むときも音を立てないように心掛けることが必要です。熱いスープにフーフー息を吹きかけること、食べるときに食器を持ち上げることも、欧米ではしない行為です。
2.鼻をすすらないようにしましょう!
これも日本では普通のことですが、風邪気味や花粉症などで鼻水が出るとき、鼻をすすりますよね。でもこれは欧米ではマナー違反です。下品で嫌われる行為なんです。
じゃあ、どうするか?
欧米では、鼻はかむのが常識なんです。すすらずにかめばOKということです。人前で鼻をかむのも問題ありません。イギリスの友人に聞いたところによると、鼻水を飲み込む気持ちがわからないと言っていました。確かにそう言われたらそうだな、と妙に納得した私でしたが、汚い鼻水は飲み込まずに出す、というのが当たり前の考えなのだとか。
その代わりにイギリスでよく見たのは、ポケットにティッシュやハンカチをいれていて、同じティッシュやハンカチで何回も鼻をかむ姿。ティッシュはボロボロになっても何回も使う人もいます。それはそれできれいではないようにも思いますが、それが欧米では普通のことなんです。
3.ドアは次の人のために押さえてあげましょう!
日本にはない「レディーファースト」というマナー。欧米では子供の頃から叩き込まれるマナーなんです。
基本的には男性が先にドアを開けて通してあげるのが普通です。
他にも重い荷物を持ってあげる、車のドアを開けてあげる、歩道は車道側を男性が歩く、という女性への配慮は、日常的に見受けられることです。
女性同士でも、次の人が来るまで開けて待ってあげる、という心遣いも普通です。
私がイギリスに初めて降り立った日、無謀にもスーツケースを持って電車移動をしました。地下鉄が深くエスカレーターや階段の多いロンドンですが、全く困りませんでした。
なぜか??
それは段差に差し掛かる度に、必ず近くの男性が笑顔ですっと近づいてきてくれてスーツケースを持ってくれたのです。長い階段の場所でも、20kgを超えるのスーツケースを躊躇なく持ち上げて運んでくれるその紳士的な優しさ。着いたその日に、人々の優しさに感動したことを今でも覚えています。
他にも、電車で席が空いたとき、隣に立っている男性にどうぞあなたが座ってと、声をかけてもらったり、色々な場所で「After you」とか「You first」という声を掛けてもらいました。人に譲れる余裕のある立ち居振る舞いは、素敵ですよね。