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オーストラリアには500以上のナショナルパーク(国立自然公園)があります。 国有地が2千8百万ヘクタール以上のオーストラリアの土地面積のほぼ4%が国立公園として指定されているそうです。
今回は、その中でもオーストラリアの最南端、ビクトリア州の南にあり、『The Prom』と呼び親しまれている、ウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園をご紹介したいと思います。
山・川・ビーチ・野生動物と何でもコイ!
ウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園は、ビクトリア州で最も親しまれているナショナルパークの1つです。自然のままの素晴らしく澄んだ色のビーチ、涼しげな日陰の雨林、雲に覆われた山々、険しい沖合の島を含む50,460ヘクタールを保護しています。
たくさんのウォーキング トレイルや、海水浴によいビーチなどたくさんありますが、私は、中でも、公園の中心にあたる『タイダルリバー』というポイントに行きました。
ここには、ウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園の宿泊施設とキャンプ場の中心地で、ビーチと川の近くに484のキャンプ場とキャラバンがあります。もちろん、トイレやお湯の出るシャワーなどが完備されているので安心です。
また、小さなコンビニのようなショップやテイクアウェイのフードショップもありますが、日本のような便利さを期待すると、ちょっとがっかりしてしまう人もいらっしゃるかもしれません。
私が行った時は、クリスマスのスクールホリデーシーズン。たっくさんの家族連れや、学校やどこかのグループキャンプのような人たちで、キャンプ場は大変賑わっていました。
聞いたところでは、このスクールホリデー(夏休みにあたる毎年12月中旬から1月までの間)中は、キャンプ場の予約は至難の業だそうです。私が訪れた時も、キャンプ場はフルブッキングでした。
駐車場で気づいたことは、たくさんのインターナショナルな人たちがいた、ということです。いろんな言語がいたるところで飛び交っていました。
屋根付きの宿泊施設の広い範囲にはキャビン、小さな家のような施設、グループロッジ、受賞歴のあるウィルダネスリトリートなどがあります。
何ができるの?
このウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園ではウォーキングやキャンプはもちろん、たくさんのビーチがあるのでスイミングやシュノーケリング、サーフィン、スキューバダイビング、ゆったりリラックスしたりするのに最適です。その他にも、写真を撮ったり、野生生物観察、自然観察、夜間のハイキングなどを楽しむことができます。
ちなみにこのとき、「夜間ハイキング」と聞いて、私はとっても驚きました。携帯の電波もなかなか通じない、電気も灯っていないような場所を夜にハイキングするなんて危ないんじゃないの?と思ったからです。
しかし、結構人気のプログラムでした。さまざまなルートと場所、利用可能な時間とハイカーの熱意とフィットネスレベルによって選べるようになっているので、自分自身の体力に合ったルートで無理なく楽しむことができるようです。
注意事項の中に、水をしっかり飲むようにと書いてありました。私が行ったのは夏でしたが、ほんとうに干からびるように暑かったですし、ビーチで日陰を探すのは不可能に等しい感じでした。
こんな過酷な環境でも物怖じせずチャレンジする人達がいるんだな、感心しました。
息を飲むような景色を写真におさめよう
オーストラリアを訪れる際、多くの方が素晴らしいビーチを思い浮かべておられることでしょう。このウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園も例外ではありません。最初のハイキングは、ぜひビーチへ行ってください。
ピクニック・ベイからウィスキー・ビーチへのハイキングは、この自然公園でのアドベンチャーを始めるのにピッタリ!!
もし、素晴らしいビーチの写真を撮りたい場合、マスト ゴーです。車をピクニックベイの駐車場に停めて、400mほどウォーキングしてビーチへ行きましょう。展望台のプラットフォームに向かって歩いていくと・・・・息を飲むような美しい景色が広がります。
聞いたところによると、ウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園に来られる多くの来場者は、自然公園の中のたくさんのエリアを見ようと急いでしまって、このスポットを逃してしまっているそうです。この記事をお読みになられてから訪れた方は、もしかしたらこの上なく美しいビーチが独り占めできるチャンスがあるかもしれませんよ。
私は海が大好きなので、オーストラリアにあるいろんな海・ビーチに今まで行っていますが、ここからの景色は稀に見るほどの別格でした。オーストラリアの最南端から見る、目線を遮るものが一切ない、果てしなく透き通るブルーの景色は息を飲む素晴らしさです。
おわりに
ウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園からは、有名なグレートオーシャンロードにも行けますし、野生ペンギンのパレードを見に、フィリップアイランドにも行くことができます。
一方、ウィルソンズ・プロモントリー国立自然公園だけに限らず、ナショナルパークでは、日本では見ることができないカンガルーやエミュー、ウォンバットなどの野生動物を見たり、地平線いっぱいに広がるクリスタルブルーの海を思う存分楽しむことができます。
折角、自然あふれるオーストラリアにお越しになった際には、オーストラリア中にたくさんある、ナショナルパークどれか1つでも足をのばしてみましょう。全身に自然を感じることができますよ!
この記事を書いた人
SuperblueReina
オーストラリア在住です。留学は大学時代にアメリカに行っています。日本でいわゆるキャリアウーマンとして順風満帆な生活を送っていましたが、海外生活の夢が捨てられず、培ってきたキャリアを捨てて、26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。その後、ご縁がありオーストラリアに住むことになりました。
ヘルシーエイジングライフクリエイターとして、オンラインショップやブログでヘルシーボディー=ヘルシーマインドをテーマに、いろんなことを配信しております。オーストラリアを中心に、他の国も含めた使えるリアル情報、オススメ情報などをお伝えしたいと思います。