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私たちは普段、旅行へ行ったり珍しい場所へ観光に行った際、友達やご近所さんなどに“お土産”を渡す習慣があります。実はそのお土産の習慣、オーストラリアにはあまりありません。
日本人よりも頻繁に旅行へ行く風習があるからなのか、それともこちらではお誕生日などでプレゼントを渡す習慣のほうが大切だからか、そこははっきりしませんが、私はこのお土産の習慣は良き日本の文化の一つとして、留学先やホームステイ先へ持って行くことをオススメします。
今回は、どんなお土産をどんなシチュエーションで、誰に渡すのか、私の実体験を元に紹介していきます。
ホームステイ先の家族へ
ホームステイ先の家族構成の情報が留学前に分かっている場合でも、いざ現地に行ってみるとその日は親戚も集まっていた…なんてことがあります。ですので、基本的に家族へのお土産は、みんなで楽しめるお菓子などを選びましょう。
お菓子に何が入っていて、なぜお土産に選んだのかなどお話できるように準備しておくと、話の輪も広がります。そしてカレー粉など、調理が簡単なものをいくつか用意しておいて、生活が落ち着いた頃ホストファミリーと一緒にクッキングすれば、ぐんと距離が縮まるでしょう！
兄弟や姉妹へ
日本っぽいもの（歌舞伎や侍ものなど）もありですが、今日本で流行っているオモチャやキャラクターものが遅れてオーストラリアに入ってくることがあるので、それをお土産にするととても喜ばれます。
小さい男の子なら、戦隊ヒーローのグッズ（ノートや鉛筆、消しゴムやポケットティッシュなど）や、少し大きくなるとベイブレードなど日本でしか手に入らないおもちゃが人気です。女の子なら、ハローキティのグッズやドラッグストアで買える色つきのリップクリーム、かわいらしい筆記用具などがいいでしょう。
オーストラリアで売られているものより、日本で売られている物のほうが材質がしっかりしている場合が多いので、そういった面でも人気です。
お友達へ
学校へ行きだしてお友達になった人や、ホストブラザーやシスターのお友達などの場合は、男の子でも女の子でも対応できる、ちょっとした食べ物がオススメです。特にチョコレート類やグミ、キャンディなどあまり好き嫌いのないものがいいでしょう。
ただし、最近はアレルギーのある人も多く、もちろん日本語（特に漢字）が読めない人がほとんどですので教えてあげてから、渡すようにしてください。
日本からのお土産が初めてではない人へ
何度もホームステイを受け入れている家族や、日本へ何度も行ったことのある人へは、何にしようか迷うところです。日本のグッズはたくさんもらっていたり、自分で買っていたりでかぶることが多く、何かと困ってしまいます。
そういった日本通の人たちには、何が欲しいか直接聞くのもありです。日本から何か欲しいものはないですか？日本のもので恋しいものありませんか？と。遠慮がちな日本人とは違って、リクエストしてくれることがよくあります。
何でもいいよといわれたときは、好みに合わせた食べ物がいいですね。日本食が好きな人なら、軽くて場所を取らないふりかけや、フリーズドライのお味噌汁、お醤油系味付けのポテトチップスや、おせんべい、ポッキーなども人気が高いです。
荷物の重さに余裕があれば日本酒や梅酒も定番ですね。
日本のドラッグストアには喜ばれるお土産がいっぱい！
普段何となく利用しているドラッグストアですが、実は海外へ行く際のお土産に最適なものの宝庫です。
ここでは私がドラッグストアで買うお土産をリストアップしますので、食べ物だけでは物足りないな、アレルギーが心配だから食べ物は避けたいなという人はぜひ参考にしてください。
*入浴剤…ご存知の通り、シャワーが一般的なオーストラリア。それでもリラックスしたい日や疲れが溜まったなというときにはお風呂に入る人も多いです。オーストラリアではお風呂＝バブルバス、なので日本で売られている“血行促進”や“美肌効果”などの入浴剤は珍しくとても喜ばれます。
*美容パック…日本では安く手に入る美容パック、毎日でも使っている人がいるくらいですよね。でも、オーストラリアでは1枚＄2ドル以上する高級品。大人の女性にお土産を…というときは是非美容パックを。
*保湿成分の高いリップクリーム…オーストラリアは1年中カラッと乾燥していますが、日本の冬の乾燥にはかないません。その分、保湿効果の高い商品は日本の方が豊富に揃っています。中でもリップクリームは安くて軽く、質も高いことからお土産に最適です。
*ホットアイマスク…入浴剤と同様こういう気の利いたリラックスアイテムは、きっと日本でしか手に入らない商品だと思います。これは大人であれば老若男女関係なく喜んでもらえるお土産です。
100円ショップも必見、話柄や日本風グッズがいっぱい
やっぱり日本的なお土産ももっていきたい…というときには、100円ショップが役立ちます。和柄の手ぬぐいや、がま口の小銭入れ、着物風な柄のヘアアクセサリーや団扇。寿司や富士山などの形をしたマグネットなども人気が高いです。
お手軽な日本風グッズは是非100円ショップを利用しましょう。
おわりに
オーストラリアで喜ばれる日本からのお土産を紹介しました。はじめにもお伝えしましたが、お土産の習慣があまりないオーストラリアでは、高価なお土産よりも気持ちがこもっていて、実用的なものの方が相手も気を使わず喜ばれます。
食べ物を最初にオススメしてきましたが、オーストラリアに持ち込めない食品や量規制されているものもあるので、オーストラリア大使館のホームページをしっかり確認しながらお土産の準備に取り掛かるようにしてください。
この記事を書いた人
Naomi D
高校2年生の1年間、オーストラリアへ留学。日本へ帰国後、大学を卒業、日本の企業へ就職しましたが、奇遇にも？オーストラリア人の夫と出会い結婚して、2011年にオーストラリアへ移住。
今は2人のボーイズに振り回される日々を送っています。たくましい今の私があるのは、高校のときの留学のおかげ。そんな留学とオーストラリアの魅力をあますことなくお伝えしていきたいです！
