オーストラリアの暮らしで食材・仕事・生活・交通に関して苦労したことや不便なこと

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2017-04-28

オーストラリアの暮らしで食材・仕事・生活・交通に関して苦労したことや不便なこと

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海外に一歩飛び出せば、日本にいたときには考えられなかったような環境の中で、マナーや礼儀作法の感覚が違った人たちと出逢います。そのなかで、友達ができたり、仕事を一緒にするようになることもあるでしょう。

その中で私が感じたり、私のまわりの人が感じていた苦労や障害、不便なことをご紹介します。

エネルギーの源 食材編

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私自身、そんなに不便を感じたことはありませんが、食の面で不便性を感じる方がたくさんいらっしゃるようです。

オーストラリアの大きな都市だと、だいたいアジアンショップがあり、日本の食材を手に入れることができます。しかし、地方のエリアになると、アジアンショップに行っても、ほとんどのお店で日本の食材を見つけることができません。

私の場合は、ちくわ、おいしい豆腐、そして、出汁をとる為の昆布などが見つけるのが大変だなぁと最初の頃に思いました。

日本人ファミリーの方は、やはり毎日ご飯を炊いて、日本のお料理を作られることが多いといいます。そのため、普通のスーパーともう一軒、日本の食材が売っているショップと2か所で買い物をされているようです。

普通のスーパーにもお豆腐や、春巻きの皮、カレールー、うどん、そばは売っていますが、その他の食材は、アジアンショップなどの日本の食材が売っているお店にいかなければいけません。

2度手間で、ちょっぴり不便ですよね。

海外で自分の社会的立場を作る 仕事編①

海外で仕事を得ることは、何より苦労を感じたことです。

ワーキングホリデー時代も、映画館やレストランで仕事はしました。しかし、それらは所詮アルバイトです。

いざ、きちんとした会社のお給料をもらうお仕事をゲットするのは、とにかく壁が高いと思います。

「日本でのきちんとした職歴はある。英語も話せる」それでも、一般的に履歴書を送って、仕事に応募する場合、ネックとなるのが、レフェリーの問題です。

前職の時の上司やスーパーバイザーなどを通常レフェリーとして履歴書に記載するのですが、その上司が自分自身の働きぶりや仕事上での評価を、次の会社へ情報として教えるようになっています。

新しく雇う会社側は、履歴書や面接ではわからない、本当の現場からの声を聴く、という感じです。オーストラリアでは、人を雇うとき、履歴書に書いてあるその人の過去の会社の上司などに連絡をして、その人の働きぶりや人柄を訪ねます。

そのため、1番最初に仕事を得ようとする時、その人にオーストラリアでの職歴がないと、そのレフェリーとなる人を履歴書に記載することができません。

日本の過去の職歴を記載することはできますが、レフェリーとして記載しても、オーストラリアの会社が日本の会社へ連絡することは、ほぼないです。となると、会社側としては「この人はどんな人柄なんだろう。この人は、どれくらい仕事ができる人なのだろう」ということがノーアイディアとなります。

そういった点で、最初の仕事をゲットするのは、少し難関です。

面接にこぎつけた! 仕事編②

私がある仕事のインタビュー(面接)が決まった時、1番最初はグループ面接でした。

日本人はただ1人です。まだ、まともな面接もこちらで受けた事のなかった私は、緊張でガチガチでした。しかも、会社説明やグループ面接でのテストなども、途中、わからない単語が出てきて、さらに緊張します。

2~3時間のグループ面接と筆記テストがありましたが、常に面接官が私たちの行動をチェックしていて、その日は1日のエネルギーをすべてそこに持っていかれた感覚がしたものです。

とりあえず、「控え目はよくない」と、このグループ面接で学んだ記憶があります。また面接でも、日本みたいにガチガチままじめ1本という感じではなく、リラックスした状態で会話を楽しめているか、自分をうまくアピールできているかも、大切です。

これがまた、最初の頃の私には難しかったという記憶があります。英語で、しかも面接という環境で、緊張の連続でした。

郵便物・配達の時間が決められない 生活編

日本は本当に便利だな、と思ったのは郵便物や宅配便の配達システムがすごく整っているところです。

オーストラリアは、希望配達時間が設定できません。もし、できる場合があったとしても、朝の9時から4時までなど、時間範囲が長く曖昧です。

また、時間を設定したとしても、そのとおりに来ない場合もあるので、この希望時間設定にそれほど意味はなく、全くその日の予定が立てられません。

その点日本は、午前、午後(なら何時くらいか)、夜間などでも、希望通りの時間に配達をしてくれます。私がまだ移住したてで、日本の生活に慣れていた頃は、「オーストラリアって、不便だな」と思いました。

時間の間違いに注意 生活編②

オーストラリアは、大きな国なので同じ国内でも州によって時差があります。

また夏になれば、サマータイムを導入している州があるので、その時だけ時計の針を早めることがあり、同じ国内でも、時と場所によって、1~3時間位の時差が生まれます。

1番不便なのは、州と州の境界線当たりに住んでいる場合や、その境界線を越えて出かける場合です。代表的なのは待ち合わせですが、ちゃんと確認をしておかないと、待ったり待たされたりしてしまうことがあります。

時間差には注意しましょう。

メインの移動手段は車 交通編

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オーストラリアは、6つの州と1つの準州そして、特別地域に区分されており、それぞれいろんなルールが少しずつ違います。

例えば、ドライバーズライセンス(運転免許証)も州によって違う為、州をまたいで引っ越しした場合は、ドライバーズライセンスを作り直さなければいけません。日本では考えられませんよね!

また、ドライバーズライセンスときたら、車のナンバープレートにも注目したいところです。こちらは日本でも同じなので戸惑うことはないと思いますが、もし長期滞在をして車を使う場合は注意しましょう。

どれもこれも経験と受け入れ上手が暮らしやすい

今回は、私や私の周りの日本人の方が今までに感じた苦労や不便さを紹介しました。みなさん、どうですか?不便に思われるでしょうか。

最初は、所変われば品変わるという感じで、さまざまな違いや不便さ、思いもしなかった苦労することに戸惑うこともあるかと思います。しかし、どれもこれも経験です。

そして、自分自身の受け入れ幅が増えれば増えるほど、違う国の人たちと交流しやすくなりますし、その土地での暮らしに慣れていくことでしょう。

結局、どこに行ったとしても、柔軟に何でも捉えられる人が暮らしを楽しむことができるのではないかな、と思います。

この記事を書いた人

reina

SuperblueReina

オーストラリア在住です。留学は大学時代にアメリカに行っています。日本でいわゆるキャリアウーマンとして順風満帆な生活を送っていましたが、海外生活の夢が捨てられず、培ってきたキャリアを捨てて、26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。その後、ご縁がありオーストラリアに住むことになりました。

ヘルシーエイジングライフクリエイターとして、オンラインショップやブログでヘルシーボディー=ヘルシーマインドをテーマに、いろんなことを配信しております。オーストラリアを中心に、他の国も含めた使えるリアル情報、オススメ情報などをお伝えしたいと思います。


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