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日本では季節や各地域ごとに、ありとあらゆるイベントが開催されていますよね。もちろん、オーストラリアでも年中を通してさまざまな地域で大きなイベントが行われています。
そこで今回は、私がオススメする、まもなくシドニーで開始されるVivid Sydney【ヴィヴィッド シドニー】というイベントと、毎年10月にキャンベラで行われる【奈良・キャンベラ キャンドルフェスティバル】の2大イベントを取り上げてみました。
◇シドニー◇ Vivid Sydney【ヴィヴィッド シドニー】
Vivid Sydney【ヴィヴィド シドニー】 は、シドニーで毎年5月終わりごろから6月中旬までの3週間に渡って行われる、プロジェクションマッピングを駆使した壮大なスケールのライトアップフェスティバルです。
ライトアップの一部には、その時々で話題になっているものがアートとして取り入れられていたり、トレンドのもの、人などもアートとして映し出されています。
ローカルのミュージシャンやインターナショナルなミュージシャンの演奏があったり、思想家などのディスカッションが聞けるようなスケジュールも組まれていて、イベント期間中、いつ足を運んでも、楽しめるフェスティバルです。
日本のルミナリエなどもそうですが、オーストラリアでもライトアップのイベントは比較的寒いシーズンが多いように思います。
2016年の去年は、230万人もの人が訪れたそうで、その前の年の2015年と比べると35%増しの人数だそうです。私も2年連続訪れていますがものすごい人で、場所によっては前になかなか進めません。
小さなお子様連れの場合は、気をつけてくださいね。
シドニーのどこで行われるの?
Vivid Sydney【ヴィヴィッド シドニー】は、シドニーという街全体がアートキャンバスです。サーキュラーキーから見えるオペラハウスやハーバーブリッジなどのランドマークを1番の見ものとして、中心的な作品が集まっています。
エリア中にいろんなミュージックが流れていて、その映し出されたアートやアニメーションを1つ1つじっくり見て廻るのが楽しいです。
私のオススメは、シドニーハーバーをクルーズしながら、このVivid Sydney【ヴィヴィッド シドニー】のライトアップを見ることです。船の中も人がいっぱいですが、道路よりも落ち着いて見ることができます。
ただ、船自体が、動いているので、1つのアートをゆっくり見るのには、不向きです。なので、流れとしては、一通り歩いて全てのアートを見て、ミュージックも楽しんでから、クルーズに乗る、もしくはその逆の2本立ての楽しみ方がベストではないでしょうか。
食べ歩きVivid ヴィヴィッド
期間中は、ハーバー沿いのレストランやバーでお得なメニューが出されます。いつもと違った雰囲気の場所にチャレンジしてみるのもいいでしょう。
また、日本でいうフード屋台が立ち並ぶストリートがあったりして、とても楽しいです。
私が訪れたのは2回ですが、なんだか毎年パワーアップしているように思います。たしか、たこ焼きかお好み焼きなどの日本食のお店も出ていました。
インターナショナルなフードショップが立ち並ぶので、一緒に出掛けた家族やお友達と、それぞれ気に入ったお店で好きなものを注文して、シェアするのもいいですね。
注意点
このイベントは、毎年、オーストラリア中の各地からたくさんの観光客が訪れるため、駐車場などの確保がとっても難しくなるうえ、
この時期のホテルの予約もとっても困難となります。
値段もいつもより高くなりますので、しっかり前もって予定を立てるようにしてくださいね。
◇キャンベラ◇ キャンベラ・奈良 キャンドルフェスティバル
2つ目にご紹介したいイベントは、私自身インターネットTV番組のリポーターとして取材をしたことがある、キャンベラでのイベントです。
2017年で15回目となる【キャンベラ・奈良 キャンドルフェスティバル】は、毎年10月にキャンベラ・奈良平和公園で開催されます。
【キャンベラ・奈良 キャンドルフェスティバル】は、奈良市とキャンベラ市の姉妹都市友好関係を祝うために 2004 年からキャンベラ奈良平和公園で開催されているフェスティバルです。
キャンベラ市民にとって奈良市は、いわば日本という国を知る入口になる土地であり、「ナラ・フェスティバル」として知られるこの祭りでも、毎年多くの人が奈良市との交流を通じて、日本の踊りや太鼓、食文化を楽しみます。
2016年の去年は、約15000人が訪れたようです。私自身、オーストラリアの首都キャンベラと奈良が姉妹都市であるということすら、キャンベラに訪れるまで知りませんでした。
先程のVivid Sydney【ヴィヴィッド シドニー】に比べると来場者数は少ないものの、日本人としてとても誇らしい、うれしくなるようなフェスティバルです。
足を運んでいただければ、私たち日本人にとっては、《和の心》を思い出すイベントになります。また、外国人の人たちにはフェスティバルを通して「日本」をより身近に感じて頂けるイベントです。
オーストラリアの首都に日本の公園
【キャンベラ・奈良 キャンドルフェスティバル】で何より驚いたのは、オーストラリアのこの土地に、日本の公園があることです。
キャンベラ奈良平和公園(Canberra-Nara Peace Park)といい、サインも英語と日本語で書かれています。日本人としては、やはりこのような施設を外国の土地でみると、うれしくなりました。
このキャンベラ奈良公園は、1999 年(平成 11 年)4 月に奈良市民の皆様の寄付によって建設されたそうです。
名前は、奈良市の奈良公園にちなんでいるそうですよ。キャンベラ奈良平和公園は、政府機関が置かれている行政地区側の湖畔にあるレノックスガーデン内に位置し、美しい日本庭園と湖の景色を楽しめる場として親しまれています。
このフェスティバルの1か月ほど前の9月には桜の花が満開で、非常に美しいです。もちろん、お花見をする人たちで賑わっています。
また、キャンベラ奈良平和公園内には、同じく奈良市の皆様の寄付によって2つの燈篭が設置されています。春日、雪見と名付けられたこの2つの灯篭がキャンベラ奈良・キャンドルフェスティバル(灯篭祭り)の原点となっているそうです。
フェスティバルの目玉は、約2000個のキャンドル
イベントの目玉は公園内の石畳の上にある、いろんな色にライトアップされた約2000 個の灯篭です。私も数回訪れていますが、誰もがそのキャンドルの数に圧倒され、それと同時に日本の《和の心》をぐぅっと思い出させてくれるような感動があります。
サンセット近くに訪れると、陽がまだ出ている時の景色、陽が落ちかけている時の景色、そして完全に陽が落ちてから景色と、だんだん変わる空のカラーとそれに映えるキャンドルの色が、なんともいえず、息を飲むほどの美しさです。
一方で、女性は、ファッションの楽しみもあります。私は、きちんとヘアスタイルも和装に合わせたものにし、浴衣を準備し、下駄を履いて行ったのですが、いたるところで、あらゆる人種の方にパパラッチされました。
ステージ上では和太鼓の演奏やよさこい踊り、尺八の演奏が行われていて、ただそこにいるだけで楽しいです。
公園のいたるところに、焼きそばやお好み焼き、焼き鳥などの日本料理の屋台や折り紙、習字、もちつきなどの参加型企画が並びます。着物屋さんもあって、織物で作ったヘアアクセサリーやバッグなども売っていました。
その他にも、インドカレー、パンケーキ、タイ料理などインターナショナルな屋台が並んでいて、陽が落ちる前から席をとって、友達や家族とワイワイ、ステージ上のイベントを楽しむ、というのが定番です。
このフェスティバルは、オーストラリアのこの土地で、キャンベラ市民に日本というものを知ってもらう、よい機会となっていると思います。
最後に
海外でのイベントは、日本とはまた違ったお祭り気分が味わえます。また、日本という国や文化を、外国からの目線で見るきっかけになるかもしれません。
せっかくのチャンスですから、いつもよりも気軽にお店の人に話しかけたり、質問してみたりするいいチャレンジの機会にもなるかと思いますよ。
また、車が大変込みますので、安全にはくれぐれもお気をつけくださいね。
この記事を書いた人
SuperblueReina
オーストラリア在住です。留学は大学時代にアメリカに行っています。日本でいわゆるキャリアウーマンとして順風満帆な生活を送っていましたが、海外生活の夢が捨てられず、培ってきたキャリアを捨てて、26歳の時にワーキングホリデーでオーストラリアに来ています。その後、ご縁がありオーストラリアに住むことになりました。
ヘルシーエイジングライフクリエイターとして、オンラインショップやブログでヘルシーボディー=ヘルシーマインドをテーマに、いろんなことを配信しております。オーストラリアを中心に、他の国も含めた使えるリアル情報、オススメ情報などをお伝えしたいと思います。