蚊・アリ以外にも？オーストラリアでの虫刺され対策と常備すべき薬について

日本でも、気がついたら蚊に刺されていることはあります。蚊に刺されたら虫刺されの薬を塗り、少しの間痒いのをがまんして、痒みが収まるのを待ちますよね。

オーストラリアでも、同じです。虫に刺されたら、虫刺されの薬を塗り、痒みが引くのを待ちますが、日本にはいない虫も多く、今までにない症状に見舞われるかもしれません。

そこで今回は、オーストラリアの虫刺され事情について、お話します！

オーストラリアの虫刺され

虫刺されといって、まず思いつくのは蚊ではないでしょうか？もちろん、オーストラリアにも蚊がいます。しかし、日本の蚊と同じではありません。

オーストラリアでは、蚊に刺されている瞬間、血を吸われていると分かることがあります。当然気がついたら蚊を叩いたり払ったりするのですが、とにかく吸引力が違うのでしょう。刺されるとものすごく痒いです。

虫刺されにアレルギーを持っていたり、肌が弱かったりアトピー体質である場合、蚊に刺された所が腫れるだけでなく、掻いてしまうと刺された所があとに残りやすくなります。虫に刺されたら、刺されたところを掻かないように冷やし、かゆみ止めをすぐに付けてください。

蚊以外にも攻撃してくる虫がいます

アリです。アリは噛むということは知っていても、日本でアリに噛まれることは滅多にないですよね。オーストラリアに生息する大きなアリ、グリーンアンツは、人がただ立っているだけでも噛んできます。

それもチクっという痛みではなく、ギューっと噛んでくるので、結構痛いです。気がつかない方はいないのではないでしょうか。

このアリに噛まれると、時間がたつほどに腫れてきます。アレルギー反応の強い方は、見事にポッコリと腫れて、歩くと痛みが響くほどです。

蚊・アリ以外に刺してくる虫は

日本ではあまり馴染みがないと思いますが、ミジー（サンド・フライ）という虫がいます。海辺や池、プールなどの水辺や砂浜に生息する小さな虫です。

家の庭にもいることもあり、これは蚊よりも面倒かもしれません。刺されたことが分からずにすごく痒くなり、刺された箇所が熱っぽくなるからです。

このミジーの方が、蚊よりもアレルギー反応を起こす方が多く、とにかく厄介なので注意しなければなりません。

虫に刺されたときは

あまりに痒みが引かない場合は、お医者様に診てもらうことも勿論可能です。おそらく「まだオーストラリアの虫刺されに、免疫がないのが原因です」という診断を下され、かゆみ止めを処方されるでしょう。

日本でも赤ちゃんは虫に刺されたことがないので、蚊に刺されると腫れてしまいます。それと同じように、オーストラリアの虫に免疫のない私たち外国人は、アレルギー反応を起こす率が高いです。

オーストラリアでお庭のある家にホームスティをしたり、オーストラリアの自然に戯れに行く日は、特に虫刺されに注意してくださいね。虫刺されに免疫ができるまで刺されるよりも、虫除けスプレーを使うことをオススメします。

また、オーストラリアは暑いので、サンダルを履く機会が多いことでしょう。アリやミジーは足も狙ってくるので、足元にも気をつけてください。

虫刺され対策として常備しておきたいもの

オーストラリアの虫に対抗するためにも、オーストラリア滞在中はティーツリーオイル（Tea Tree Oil)という、アロマオイルを1本は常備しておくことをオススメします。ティーツリーはオーストラリアの先住民族、アボリジニが薬として使っていた植物です。

このティーツリーオイルは消毒効果があり、原液を虫に刺された箇所に塗るだけで治りが違います。

ただしこのティーツリーオイルを塗っても、痒みがすぐに消えるわけではありません。塗った後は掻かないように、痒みが静まるまで待ちましょう。

このティーツリーオイルはスーパーマーケットでも、薬局でも買えます。ホームスティをする場合は、ホストファミリーが持っている可能性は非常に高いです。

それほど一般的な万能薬ともいえる、消毒効果のあるオイルです。このティーツリーオイル数滴と精製水を混ぜれば、虫除けスプレーとしても活躍しますよ。

終わりに

街の中心部ではアリやミジーに刺されることはほとんどありませんが、オーストラリアは少し行けばすぐに郊外になってしまいます。逆に考えれば、それだけ自然が身近であり、自然を楽しむことのできる国でもあります。

オーストラリアの虫って強すぎるな…と思ってしまったかもしれませんが、知らずに虫刺されで悩むよりも、渡豪前の虫除け対策の情報として是非お役立てください。