言葉も文化も違うホームステイを120%充実させる方法

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2017-03-23

言葉も文化も違うホームステイを120%充実させる方法

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「言葉も文化も違う人の家で一緒に生活することなんて出来るだろうか?」

ホームステイは海外留学の代表的滞在方法であり、未経験者にとっては大きな心配要素のひとつですよね。

そんなホームステイについて、実体験を基にメリットやデメリットをご紹介しますので、より充実したホームステイ滞在を目指して、ホームステイという滞在方法への理解を深めましょう。

ホームステイとは

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ホームステイとは留学生が、その国の文化や習慣を体験したり、その国の言語を習得することを目的として、一定期間現地の一般家庭に滞在することです。

ファミリーはあなたを家族の一員として出迎えてくれ、文字通り家族のような付き合いにまで発展することもあります。家を出る時に「第二の家族が出来た!」と思えることほど嬉しいことはありません。

ホームステイのメリット

滞在期間を通して現地の人々の生活様式を実際に体験したり、その国の人々の考え方を肌で感じることはホームステイの最大のメリットです。笑いのツボの違いを発見するのも楽しいですよ。

また、ファミリーとの会話を通して、海外の人が日本をどのよう見ているのかに気付かされることもあります。

さらに、滞在中の食事を提供してくれることも嬉しいポイントです。特に海外滞在が初めてという人の場合、最初からシェアハウスとなるとハードルは高いといえます。右も左も分からない状態で、手頃なスーパーを探し、買い出しをして、自炊をして、当然片付けをして…となると学校の予習復習や宿題をする時間が必然的に足りなくなってしまうでしょう。

現地の人々の生活体験が出来たり、食事を提供してくれる滞在方法はホームステイ以外ではなかなかありませんので、海外が初めてという方には特にオススメです。

ホームステイの心得

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しばしば「ファミリーがタオルを交換してくれなかった」「休日に遊びに連れて行ってくれなかった」など、ホームステイについての不満を耳にすることがあります。実はそういったことは珍しくなく、日常的に起こり得ることです。

しかし、ここには留学生があらかじめ心得ていて欲しい、ホームステイとその他の滞在方法の違いがあります。

上でも紹介した通り、ホームステイは現地の生活を体験できることがメリットです。すなわち、滞在者自身も家族の一員として振る舞う必要があります。

例えば、食後は食器洗いを手伝ったり、ペットの世話を買って出たり、週末は自分から家族に外出を提案してみるなど、もうひとつの家族だと思って、日本で自分の家族と接するように交流してみましょう。

ホテルは「ゲスト」として滞在が出来ますが、ホームステイはあくまで「家族の一員」として滞在していることを心に留めておいてください。

ホームステイ先の立地

ホストファミリーへの希望としてよく挙げられるのが「立地」です。出来るだけ学校の近くに滞在したいという人はたくさんいますが、通学には30分から1時間くらいの時間がかかることもあります。

これは大多数の学校が中心街に位置するのに対し、現地の人々は家賃や生活環境の観点から、その周辺のエリアに住まいを構えるからです。街の構造上、通学にはある程度時間がかかることを見越しておきましょう。

気を付けること

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日本と海外では家族の在り方も違う部分があり、うっかりしたことや日本の感覚では気付くことが出来なかったことでファミリーの気分を害してしまわないように注意しなければなりません。

例えば、海外ではシングルマザーやシングルファザーが多かったり、結婚していないまま家族として暮している人もたくさんいます。よって片親のホームステイ先になることもありますが、変わらず家族の一員として積極的にお手伝いをすることが大切です。

またもうひとつ日本で暮しているとなかなか感覚が分からないのが人種についてでしょう。海外では色々な国から移民として移り住んできた人々が暮しています。

例えば北米に留学する場合、「白人金髪のホストファミリーと暮したい!」と希望する人は多いです。ところが上記の通り、北米にもたくさんの移民がおり、渡航前にもらったファミリー情報を見るとアジア人の家庭であることもあります。

ただし、この時「アジア人家庭には入りたくない」という申し出は受け入れてもらえないことがほとんどだと思ってください。なぜならその申し出は、海外では人種差別として捉えられてしまうからです。

ホストファミリーは海外滞在も長く、留学生の受け入れに対してもベテランです。外見で判断するのではなく、このこともまた海外生活の一面だということに気付いてもらえると、より世界に対する理解が深まると思います。

事前連絡やお土産について

渡航前にホストファミリーの連絡先を知ることがあります。日本的な感覚からすると、これから数日間お世話になる家庭なので、予め挨拶の連絡を入れておき、到着時にはお土産を渡さなくては、と思いますよね。

ところが、海外ではその様な習慣がないことが多く、渡航前に挨拶がなく、さらに手ぶらで到着してもホストファミリーから「非常識な外国人が来たものだ!」とは思われることはありません。むしろ、現地の方はあまり頻繁にメールチェックをしていないことも多く、こちらからメールを送っても、ファミリーに確認してもらえず、返事が来ないことで逆に不安に感じてしまうことがあります。

またあまり高価な手土産を持って行ってしまうとファミリーに気を遣わせてしまいます。もちろんファミリーも挨拶やお土産をもらって嫌だと感じることはありませんので、とりあえず連絡を入れてみて、返事が返ってきたらラッキーくらいの心構えだといいでしょう。

メールを返してもらえないのも、ひとつの文化体験だと捉えると気が楽になりますよ。またお土産は100円ショップで売っているような和物は気に入ってくれることが多いです。扇子などは100円でも可愛らしいものが充実していますし、実用性もありますよね。

また日本のお菓子は好評で、個人的な経験から「ハイチュウ」や「キットカット抹茶味」は喜ばれるのでオススメです。

おわりに

誰しもが初めてのホームステイ滞在は不安に感じるものだと思います。今回紹介したことを知っていることで、家族の一員として滞在するという意識が芽生え、より充実したホームステイ滞在に繋がればと幸いです。

みなさんも是非世界に「第二の家族」を見つけてくださいね!

この記事を書いた人

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Maple

アメリカへの留学やカナダでのワーキングホリデー経験があります。旅行も大好きで、これまでにヨーロッパやアジア圏など15カ国以上の国を訪れました。また訪れた国々で出来た友達と今も連絡を取り合い、彼らが日本を訪れる際は日本の観光案内をしています。そんな経験を通して知った世界のアレコレをお伝えできたらと思います。


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