フィリピンの治安は大丈夫？これだけ気をつければ安心！留学生が気をつけるべきこと

はじめてフィリピン留学を耳にする人にとって真っ先に気になるのは治安ではないでしょうか？

フィリピンを訪れた経験から治安はどうなのか、実際に感じたことや聞いた話から注意すべきことをお伝えします。

フィリピンの治安状況

外務省によると、場所によっては強盗、窃盗事件や銃器を使用した殺人事件が起きています。マニラ首都圏やセブ都市圏では短期滞在の個人旅行者を狙った強盗や窃盗事件が起きており、日本人観光客が睡眠薬強盗や窃盗被害に遭う事例もあるようです。

ただし、フィリピン国内で発生する殺人事件などの重犯罪はビジネス上や人間関係の恨みを買った人が被害に遭うケースがほとんどです。

留学生にはあまり関係のない犯罪といえるでしょう。しかし、危険な目に遭わないためにも事前準備として情報を入れておくようにしてください。

外務省海外安全ホームページ

留学先としてのセブ

セブは第2の大都市のセブシティがある「セブ島」、リゾートの「マクタン島」、その付近に点在する小さな島々の総称です。特にセブシティに語学学校が集中しているのは、モールが多いため生活用品が手に入りやすくビーチにも行きやすい立地だからという理由があります。

フィリピン留学の魅力は安い費用で勉強ができることです☆１。治安においては語学学校の警備体制が整っているため、留学生が事件に巻き込まれる事例はほとんどなく、安心して勉強に集中できます。

（☆1:ロサンゼルス短期留学2週間・ホームステイ1人部屋 約43万円から、セブ短期留学2週間・寮滞在1人部屋 約27万円から ※出発時期によって異なります）

リゾート地以外の様子

セブと聞くと真っ白な砂浜と真っ青な海を思い浮かべるでしょう。実際にセブの海はとても綺麗でクルージングしたときは上からでも魚が見えるほど海水が澄んでいました。

しかし、リゾート地としてのセブだけではありません。空港があるマクタン島からセブシティを結ぶ橋の下にはスラムがあります。水の上は土地代がかからないため、貧しい人が自分たちで集めた木材などで作った家に住んでいるのです。

セブシティには10以上のショッピングモールがあるのですが、場所によってはモールの向かいのストリートで汚れた服を着た老人がベンチで寝ていたり、幼い子が何か売っていたりしました。

貧しい方がいるからといって危害を与えられることはありませんが、こういう貧しい人々の生活もあることを忘れてはいけません。

留学生にとって学校は安全なのか？

学校敷地内は特に安全です。学校には24時間体制で警備員が配置され、学校周辺に柵が設けられています。

また、セキュリティカメラも設置されており、不審者が侵入することはありませんが、学校によって設備は異なるので留学カウンセラーに確認しましょう。

有意義な留学にするために気をつけるべきこと

留学体験談を聞いていると注意を怠ったために被害にあった留学生もいます。留学生が被害に遭うのはスリやぼったくりです。

学校の中は安全といえますが、学校から一歩出たら責任を持って自分の身は自分で守らなくてはいけません。万が一に備え、以下に気をつけて快適な留学生活を送りましょう。

ポケットに貴重品を入れない
日本でも注意すべきですが、ポケットにお財布やスマートフォンを入れて歩かないでください。すれ違いざまや声をかけられたと思ったら反対側から財布を取られてしまうことがあります。

人前で財布を広げて中身を見せない
高価な金属類、ブランド類は身につけない
お金を見せる、高価なものを身につけるという行為は「狙ってください」と言っているようなものです。日本人は一般的にもお金を持っているというイメージもありますので持ち物や行動に気をつけましょう。

歩きながらスマートフォン操作や大音量で音楽試聴をしない
「歩きながらスマートフォンを操作していたら、横から来たバイクに持って行かれた」「首からスマートフォンをぶら下げていて、ストラップごと千切られ持って行かれた」という事例を聞いたことがあります。

盗んだスマホはその日のうちに高い値段で売られるそうです。また、大音量で音楽を聴いていると周りの音が聞こえなくてとても危険ですからやめましょう。

レストランやカフェで財布やスマートフォンをテーブルの上に置きっぱなしにしない
座ったときに背もたれや足の下にバッグを置かない
日本では店で席を取るときや食事をするときにバッグを目から話しても問題ないことがほとんどですが、海外では持っていかれてしまうことがあります。

スマートフォンを机に置く行為はすれ違い様に取られるということがあります。日本では普通のことであっても海外ではやめましょう。

知らない人に声をかけられてついて行かない
留学中はたくさんのフレンドリーで親切なフィリピン人に会うことでしょう。しかし、どんなに良さそうな人でも見ず知らずの人に店や家に誘われてついて行ったり、お金の貸借り、賭け事はやめましょう。

移動はタクシーにする
ジプニーやバギオなどの乗り物がありますが、短い距離でもタクシーを利用したほうがいいでしょう。初乗り約120円と安く、安全です。乗るときはメーターが動いていることを確認してから乗ってください。これはわざとメーターを動かさず、到着してから高額なお金を要求してくることがあるためです。

また、フィリピンでは相乗りをする乗り物、ジプニーがありますが、日本などの観光客はグループの犯行でスリに遭うといわれています。留学生は一目でわかりますから乗るのはやめましょう。

慣れてきたときこそ注意する
フィリピン留学は3ヶ月以上など長期で学ぶ方が多く、英語にだいぶ慣れると一人で行動するのが多くなるでしょう。どこの国でもいえることですが、慣れてきた時が一番危険です。知らない人に声をかけられ、つい、話が弾んでしまい、後日待ち合わせをすると、ギャンブルで大金を払わされるという例を聞いたことがあります。

フィリピンの方はほとんどが親切な方ばかりなので誤解させたくないのですが、どこの国でも悪い人はいます。素性を知らないうちに信じて行動を共にしたり、ついて行ったりしてはいけません。

さいごに

事件の例などを聞くと不安になるかもしれませんが、何を注意すべきなのか気をつけるだけで快適なフィリピン留学を経験することができます。私はフィリピン留学を女性におすすめできるのか疑っていましたが、実際に視察してみて、きちんと事前情報があれば留学先として問題ないと感じました。

格安で集中して英語習得ができるフィリピン留学は勉強意欲がある方におすすめです。1週間から3ヶ月以上の長期留学もできます。英語圏へ長期留学やワーキングホリデー前の事前英語習得にもよいでしょう。

小学生から高校生向けのプログラムは基本的には単独行動はできませんので安心です。ぜひ検討してみてください。