留学検討中の方によく読まれている記事
日本人同士でも住居をともにするとなると、「こういう時、どうしたらいいのだろう」と悩みますが、右も左もわからない海外でのホームステイとなれば尚更ですよね。日本人は遠慮が美徳な文化で育っていますが、ホームステイ先ではこちらの言いたいことを察してもらえることはほぼないと思ってください。
だからといって、何でも好きにしていいということではないのですが、困っていることなどは必ず伝えましょう。「冷蔵庫開けていい?」とか「これ飲んでもいい?」という質問には、「そんなこと聞かないで自由にしていいよ」と言われます。そしてそれは間違いなく本心です。
1.苦手な食べ物があるときは
ホームステイをする時には、アレルギーのある食品などは事前にホストファミリーに伝わっているはずです。それでも忘れられていると怖いので、はじめにアレルギーがある食べ物について話すことをオススメします。
アレルギーはなくても、苦手な食べ物もあるかと思います。好き嫌いであれば、頑張って食べてみるのも勉強ですし、日本とは味付けが異なり、意外と食べられるかもしれませんよ。1度は挑戦してみてください。それでもダメならホストファミリーに伝えても良いと思います。
ただし、あまり日本では頻繁に食卓には並ばないラム肉や、オーストラリア特有のパンに塗るペーストのベジマイトといった独特の食べ物に関しては、ハードルが高いと思います。
ラム肉を美味しいと思えたら、それば味の幅が広がったと喜べばいいのですが、どうも匂いが…など受け付けないときは、「ラム肉は食べ慣れていないので…」と正直に伝えましょう。
ベジマイトに関しては、苦手というのは私たち外国人だけでなく、オーストラリア人の中でも好きではないという方もいるくらいです。ベジマイトが食べられないと話すと、おそらく笑っておしまいだと思います。
ベジマイトとは?
パンに塗って食べることが多い、オーストラリア特有の発酵食品です。ビタミンB群を豊富に含んでいるペーストなのですが、色はこげ茶で匂いも独特の初めて嗅ぐ匂い、味は塩辛いです。臭みのない塩辛のような味に私は思えます。
日本食も納豆など匂いが強いものはあるので、そんなに匂いは気にならないかもしれません。進んで毎日食べたいとは思わないものの、食べられないかと聞かれると、そこまで不味いものではないような?というのが個人的な感想です。
こちらも1度は挑戦してみてください。パンにバターを塗り、うすーくベジマイトを塗ることがポイントです。ジャムのようにベタッと塗ると、塩辛くて食べられません。1度はウエッとなっても、オーストラリアは甘いものが多いので、しょっぱい味が恋しくなった頃に再チャレンジしてみてはいかがでしょうか。
2.要望はきちんと伝えて問題なし!
ホームステイをする場合、こちらはお世話になる立場ではあるのですが、 要望を伝えることに問題はありません。 例えば夜寒いので厚い毛布が欲しいとか、部屋を掃除したいので掃除機を使いたいなど、生活に関することは、どんどん伝えましょう。
こういった点を、これが海外生活なんだと我慢する必要はありません。もしどうしても苦手なことや、伝えづらいことがあれば、ホームステイのコーディネーターに相談してみましょう。
3.シャワーの使用時間を確認しましょう
お世話になる家によっては、1人あたりシャワーに使える時間が決まっています。日本とは違い、お湯はタンクにたまっており、使えるお湯の量が決まっていることがあるからです。1人が長く使い過ぎてしまうと、次の人にはお水しか出ないというトラブルが発生するので、先に使用目安を聞くことが大切です。
またオーストラリアは乾燥しているため、水不足は深刻な問題です。節水を心がけている国でもあるので、シャワーの使用時間を何分とは言われなくても、体を洗うときはシャワーを止めるなど気をつけ、なるべく早く済ませましょう。
ドライヤーやお肌の手入れなどの身支度に要する時間は別ですよ。あくまで、お湯を使う時間のことです。
4.家族との時間を楽しもう
初めてのホームステイでは特に、なかなか英語で家族の団らんに入るのは大変かと思いますが、それでも部屋にこもることなく、なるべく一緒に過ごしましょう。
何か質問をされてわからないとか、伝えたい単語が出てこないとか、話しているのに伝わらないということは当然ありますが、そんなことでホストファミリーががっかりすることはありません。
それよりも部屋に閉じこもる方が、居心地が良くないのか、ホームシックなのか、などと心配させてしまいますよ。もちろん勉強する時間や読書する時間などは大切なので、常に家族の輪に入らなくてはいけないわけではありません。
少しの時間テレビを一緒に見て、「宿題片付けるね!」というとか、疲れている日はそれを伝えて、早めに部屋に入るなど、会話を通じて「ここでの暮らしは充実していますよ」と相手に伝えることが大切です。
おわりに
よそのお宅に泊まるのは、国内外に関わらず緊張します。まして英語で1日過ごすのは大変です。だからといって全て遠慮したり、マナーを知らなかったことで相手に迷惑をかけたり、心配にさせては、せっかくの貴重な時間を空費してしまいます。わからないことはどんどん質問して、色々なことにチャレンジして、たくさん英語を使って身につけてください!
この記事を書いた人
nao
オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi(海苔巻き)が巻けるはずだ!」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。
私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね~巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。