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オーストラリアにも日本と同じようにバスや電車などの交通手段があります。しかし、日本との違いによる注意点を知っておかないと、予期せぬところまで行くことになってしまうこともあるでしょう。
今回は、ブリスベンのバス事情についてご紹介します。バスに乗る際に準備した方がお得なカードや、バスの乗車・降車の際に気をつけることなど、ぜひ参考にしてみてください。
バスに乗るの時に用意したいもの
ブリスベンには「Go Card」と呼ばれる、日本でいう「スイカ」に相当するICチップ内蔵カードがあります。
このGo Cardはバスや電車、フェリーなどを利用する時に使えるうえに、移動範囲も南はゴールド・コースト、北はサンシャイン・コーストとエリアが幅広く、1枚あると大変便利です。
そして何より毎回コインで支払うよりも、Go Cardを使えば割引金額でバスや電車に乗れるのでお得ですよ。
Go Cardの種類
カードの種類は4つあり、Adult(大人用・青)・Concession(学生・障害者・緑)・Senior(高齢者・赤)・Child(5-14歳・黄色)に分かれます。
ワーキングホリデーの方や語学留学生は、大人用が対象になることが多いのですが、学校によっては学校用のカードが買える学生証を発行していることもあるので、買う前に一度学生証について確認してみてください。
Go Cardはニュースエージェンシーやセブンイレブン、電車の駅でも購入・チャージが可能で、さらにインターネットでもできます。ちなみに、チャージのことをtop upというので、覚えておくと便利な単語です。
いざバスに乗ろう!
ブリスベンのバスは、日本のように頻繁には来ません。地域や目的地によっても異なりますが、30分に1本、1時間に1本なんて普通です。
また、バスの到着時間が10分早かったり、10分遅かったりすることもよくあります。なので、バス停には早めに着くことが大切です。
ここで日本人だと失敗しがちなのが、バスが止まるのをただただ待ってしまうことです。待っている番号のバスが近づいて来たら、手を上げないと止まってもらえません。日本のように、バス停に人がいるだけでは止まってもらえないので、しっかり乗りますとアピールしましょう。
バスに乗り込むのは、前のドアからです。バスに乗ったら、Go Cardの機械の上にカードをタッチしましょう。これは日本と同じですね。そして日本と決定的に違うのが、降車に関する車内アナウンスはありません。
「次のバス停は◯◯です」とか「○○にお越しの方は、こちらでの降車が便利です」という親切なアナウンスはなく、バスはひたすら走り続けます。
ではどうやってバスを降りるのでしょうか?
バスを降りるには
バスを降りるには、降りたいバス停が近づいて来たら、降車ボタンを押すしかないのです。つまり、バス停近くの風景や目印を覚えておかなければなりません。
しかし、初めて行く場所もありますよね。そういう時は、乗る時に降りたい場所を運転手さんに告げましょう。バスの運転手さんによっては、バス停ではなくても、その場所の最寄りでバスを止めてくれることもあります。
注意しなくてはいけないのが、バスの運転手さんも忘れっぽいことがたまに?多々?あることです。なのでバスにまだ慣れていない時は、なるべく運転席近くに座りましょう。
降りたい場所を乗車時に伝えても「あ、忘れていた!」ということ珍しくありません。知らぬ土地でバスに乗り、ドキドキしている上に忘れられると慌てるので、なるべく運転席近くで存在をアピールしておいた方がいいですよ。
また、予定通り降車ボタンを押していても、バス停を通り過ぎられ「あの、降りたいんですが」というと、”Ooooops!”(ありゃりゃ!) という返事が返ってくることもあります。こんなこともあるので、最初はなるべく前に座りましょう。
バスに乗って帰るには
バスに乗って帰るには、来た道と反対側の道のバス停を探せばいい時もあるのですが、たまに循環のみの運行のバスもあります。
例えば、1~10までのバス停を循環しているバスの場合をご紹介しましょう。1のバス停でバスに乗り、3で降りたとします。ここでポイントとなるのは、帰る時も同じく3からバスに乗り10を通り過ぎて1で降りなければならないということです。
3から1へ2つ戻るというルートがないので、帰りは倍以上の時間がかかるということもああります。しっかり調べておいてくださいね。
おわりに
バスは慣れるまで、電車よりも難しく感じるかもしれません。そして日本のように、バスの路線も多くはありませんが、それでもバスを使えるようになると便利ですよ。
バス停でもなんでもない所でバスが止まったかと思ったら人が乗り込んで来たり、地元の人間にしかわからない感じでバス停が存在するなど、面白い発見もあります。
海外で公共のバスに乗ることは、旅行ではあまり味わえない体験です。語学留学、ワーキングホリデーなどの長期滞在中に是非使いこなしてください!
この記事を書いた人
nao
オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi(海苔巻き)が巻けるはずだ!」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。
私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね~巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。