日本とは痛みが違う!オーストラリアで虫歯などを歯医者で治療する場合の注意点

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2017-06-14

日本とは痛みが違う!オーストラリアで虫歯などを歯医者で治療する場合の注意点

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歯の治療は痛みを伴いますよね。しかし、オーストラリアの場合は、また違う痛みがあります。

なぜなら、オーストラリアで歯を治療する場合は、無保険治療だからです。つまり、日本人だと「嘘でしょ!!」と叫びたくなるような金額を払わなければなりません。

今回は、高くて痛いオーストラリアの歯科事情についてご紹介します。

保険が効かない

オーストラリア渡航前、何に気をつければいいか?オーストラリア生活では何が大切か?と聞かれたら、渡航前に虫歯をゼロにしてから出発すること!そして、オーストラリア滞在中は、虫歯ゼロを守りきること!と答えます。

オーストラリア滞在中に歯が痛くなったら大変だから、ということもありますが、それよりも痛いのは、歯科治療に保険が効かないからです。

プライベートの保険に入れば歯のクリーニング代や、レントゲン代などはカバーされますが、そうではない限り、全て自費です。

例えばレントゲン

歯が痛くなると大抵レントゲンを撮りますが、そのレントゲン代は歯1本に対して、$50〜$100はかかります。日本のように歯全体のレントゲンではないので、歯が2本痛ければレントゲンは2枚、つまり料金は2倍です。

このレントゲンに関しては、歯医者さんにお願いすればメールで貰えます。他の歯医者さんで治療を受けたいとか、セカンドオピニオンを聞きたいという時は、別の歯医者さんでもう1度高いレントゲン代を払うのではなく、撮ってもらったレントゲン写真を使いましょう。

このメールで送って貰えるサービスは、他の歯科へ直接送信であったり、患者個人であったりと先生により違うので、そこは確認してくださいね。

いざ治療となると、レントゲン代に加え、治療代・麻酔代・詰め物代などがプラスされていきます。虫歯予防に歯のクリーニングもお願いしたら、その分どんどん支払いが必要になっていくでしょう。

最終的には、1本の治療に対し$300〜$400ほどかかることも珍しくなく、それ以上であることもあります。

歯が痛くなってしまったら

歯の痛みは我慢できるものではありません。そのため、もし痛くなってしまったら歯医者さんに行かないわけにはいかないのですが、電話で予約をする際に、治療費やレントゲン代などを事前に聞いておきましょう。

歯医者さんによって値段設定は変わるので、何件か聞いてみて比べてみると良いですよ。特に嫌な顔されることなく、大体の見積もりを教えてくれます。

オーストラリアの治療

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歯の治療は無保険なので高いということはおわかりいただけたのではないでしょうか。詰め物はコンポジット(Composite)とよばれる白い詰め物(Filling)を選べば、比較的低価で丈夫です。

ちなみに「今日は型をとりました、1週間後に詰めましょう」という日本の歯医者さんとは違います。治療して詰めるだけであれば、その日のうちに治療が終了することが多いです。

もしも歯医者さんにお世話になってしまった場合は、セラミックよりも安くて白い詰め物で治療してもらえて、通う必要がないという、この2点がオーストラリアの歯医者のいい所と考えて、自分を慰めるものいいかもしれません。

無料の歯科治療が受けられる?

大変高いオーストラリアの歯科治療ですが、とても安く、または無料で受けられる治療もあります。

治療に当たるのは、歯医者さんを目指すトレーニング中の学生です。なので通常の治療よりも時間がかかったり、予約が随分先だったりと、緊急には向いていません。

何よりも、まだ医師ではなく学生です。その辺りが気になる方は専門医に診てもらいましょう。

治療費を抑えたいのであれば、ネットで ”dental students “または “oral health students”というキーワードに、お住いの地域を入力して検索してみてください。

オーストラリア流の歯科治療

オーストラリアの歯医者さんにかかると、治療を受けるために椅子に座るところまでは日本と同じです。しかしここから違いがあり、大抵サングラスを渡されます。

なぜサングラス?と思うと思いますが、歯を治療する際、口の中を照らすライトが患者さんに眩しくないようにという配慮です。

そして椅子が倒れると、天井に設置されているテレビが目の前に現れ、テレビを見ながら治療が受けられます。

歯医者さんによっては、希望の音楽を聞かれ、それをBGMとして流してくれるところもあるそうです。そのサービスはいらないから、安くして〜!と思ってはしまいますが、無音よりはよっぽどマシでしょう。

歯医者に対する考え方の違い

歯医者さんにかかる費用は、歯のクリーニングだけでも、安くて$90、平均$100以上かかるものです。これはもちろん、オーストラリアの人も高いと感じています。

しかし、虫歯にする前に定期的にクリーニングを受け、虫歯にしないように気をつけている方が多いのも事実です。治療費が高いからこそ、歯を大切にという気持ちが切実に現れるのでしょう。

虫歯は自分で気をつければ、ある程度は防げる問題です。なので治療費が高いという理由もあるとはいえ、歯を大切にという気持ちが芽生えるのは、悪くはないですよね。

おわりに

歯医者さんにかかるのは、音が苦手とか、痛みが苦手などの理由もありますが、オーストラリアではそれ以上に治療費が痛いです。

オーストラリア渡航前に必ず歯医者さんで虫歯をチェックしましょう。トラブルになりそうな親知らずがある方は、相談した方がいいですよ。

そしてオーストラリアでは、白い歯を守り抜いてください。

この記事を書いた人

nao

nao

オーストラリア在住です。日本人というだけで「Sushi(海苔巻き)が巻けるはずだ!」という期待がかかることが多いので、海外留学予定の方は練習しておくことをオススメします。

私も期待に応えるべく、友人やYou Tubeに教わりながらここで必死に習得しました。今では「日本人ですからね~巻けますよ」という顔をして披露しますが、日本では一度も巻いたことありません。


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